【PC98】究極変幻バトルギャルさおり【コンパイル】

【究極変幻バトルギャルさおり】

95年発売のDS8号に掲載された、テキスト選択タイプのアドベンチャーゲーム。
相棒ポルカとともに「変幻」と「ゾーン」の能力で、さおりは世界を救えるか!?

【究極変幻バトルギャルさおり】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:AVG/推理パズル
収録ソフト:DiscStation#8(雑誌タイプ)
対応ハード:PC98シリーズ
発売日:1995年10月6日
定価:1980円
レーティング:全年齢

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ああ……だーれも知らない

家の門限を気にする

小さな小さな英雄…ってわけだぺ


さおりちゃんはちょっとのんびり屋の10歳の女の子(ちょっとおばか)。
ある日、さおりちゃんに呼びかける声…という不思議な夢を見ます…
声の主はポルカという異世界から来た妖精獣で…!?

ポルカは≪ゾーン≫というさおりを強化する特殊空間を作り出したり、変幻と呼ばれる変身能力を使うことができます。
彼(?)の願いを聞くことになったさおりちゃん。オトナに変身しながら戦う、ちょっと不思議な冒険が始まります!

いわゆる「変身魔法少女モノ」をテーマにしたおはなし。
ただし、魔法少女部分ではなく、「変幻」で大人になる能力を使い、コスプレのように様々な職業や衣装に着替えて潜入捜査を行ったりする分が大きいですね。

2択の選択肢を選ぶだけでお話が分岐する、シンプルなシステムのアドベンチャーゲームです。
エンディングは13種類。
見ての通り、柔らかいパステルカラーのグラフィックが特徴的。
序盤の分岐で大きく3つのエピソードに分岐し、そのエピソードにより、キャラクターの立ち位置は大きく異なります。

人間界にやって来た魔界の王女を探すことを頼まれたり、クラスメイトが同じような立ち位置になりライバルとなってきたり…

ちょっと力の抜けるような、ギャグおおめのほのぼのとした冒険になります。

ゲームは、読むことと選択肢を選ぶ、メインのアドベンチャーパートと、アドベンチャーパートで敵と邂逅したときに発生する戦闘パートに分かれています。
戦闘パートは、簡単な場所当て推理パズル。

画面に枠が表示されており、その枠のどれか3か所(ラスボスのみ4か所)が敵の弱点になります。
同時にすべての弱点を攻撃したときに撃破でき、また外れた場合でも、攻撃した箇所の何か所が弱点に当たったかを表示するので、そこから弱点を見抜いていくというシステムです。
最大で9か所の枠から最大で4つの弱点を探し出すことになりますが、チャンスは9回まであるし、失敗してもコンテニューも可能なので、戦闘で詰むということはまずないかなーと思います。
ちなみに大体のDSのゲームは十字キーとスペースキー、たまにEscキー、だけの操作なんですが、この戦闘シーンは珍しくテンキーの9つの数字キーを使ったりします。

  

さおりちゃんの変幻はいっぱいあるぞ! 全部見れるかな!?
(ちなみにさおりちゃんは変幻後はもっとおっぱいがドンドン!ってなってるほうがよかった、と思ってます)

DSに収録された小規模ゲームのひとつではあるのですが、特徴的なパステルカラーの画面とイラスト、一見ギャルゲーにも見える派手なタイトル、テキスト量は多くないながらもインパクトはあるシナリオ、で、なにかと印象的な一本です。
音楽も結構耳に残る曲が多いように思います。

ゲームにセーブはなく、ゲームオーバーになったりクリアしたりすると、すべて最初からやり直す…というのは、長い話じゃないからできることなのですが、ちょっとめんどくさかったですね…
バックログやスキップなどもなく、ノベルゲームのシステムとしては完成してるとも言い難いので…

ただ、テキスト量もそこまで多くないし、子供向けアニメのように、世界観などの解説もわりとあっさりとしていますが、ポップでかわいらしいノリでおすすめの一本です。
ぜひProjectEggに登録して遊んでみてください。
大体、全攻略まで2~3時間程度かなと思います。

◆キャラクター紹介
さおり&ポルカ

選択肢によっては夢見がちだったり現実的だったりする、ちょっとアホの子のさおりちゃんと、さおりちゃんの助けを求めて夢に現れた、妖精獣のポルカです。
さおりちゃんの特技は暗黒舞踏めいたダンスの「よろこびのまい」。

ポルカは本名はめっちゃ長いんですが、選択肢によって名前の一部が変わります。

あやか(アーヤ)&ペルカ
エピソードによって立ち位置が大きく変化します。
エピソード1では、邪気に充てられたペルカに操られた、さおりのクラスメイトあやか。性格はタカビーでツンデレ。
エピソード2では、魔界のプリンセスであるアーヤで、ペルカは人間界の邪気に充てられて変質している。性格はエピソード1と同じ感じ。
エピソード3では、さおりと同じように妖精獣ペルカに選ばれた少女で、名前はあやか。性格もお嬢様風。

1のおじさん&2のおじさん
こちらもエピソードにより設定からして変化します。
魔界の王女の部下で嫌々ながらもさおりの足止めをしたり、逆に完全にさおりと敵対して人間界を終わらせるために虚無を召喚したりします。
口調が特徴的だったりするじゃん。1のおじさんはさおりに隠語を教えたりする悪い人です。

◆スタッフリスト(敬称略)
企画:ダ王健司
デザイナー:橘(平安京は削除)
プログラマー:わあくん
グラフィックサポート:ひらりん
サウンド:スーパーけん太/ポリゴンジャンキー
ディレクター:北野不凡
プロデューサー:MOO仁井谷
スペシャルサンクス:渡辺 KIT/COMPILE STAFF

◆攻略情報
攻略データはDSに掲載されたものに準じます(念のため自分で手順通りに攻略し、問題ないことを確かめています)
☆がバッドエンド、★がグッドエンド(スタッフロールつき)になります。
不等号の記号以下は簡単な解説、また、「」の中の文字は達成時に現れるパスワードです(当時のプレゼントキャンペーンに使われたものです)

・エピソード1(エンディング3~6)
1日目に話しかける、3話で攻撃を仕掛けない
>邪気を集めるのを目的とした2人のおじさん。計画を邪魔できそうというところで、さおりのクラスメイトのあやかが現れる。あやかは邪気をまとった妖精獣のペルカに操られているようで…?
・エピソード2(エンディング7~10)
2日目に話しかける
>妖精獣ペルカとともに人間界に来た魔界のプリンセス・アーヤを探す。1&2のおじさんは嫌々さおりと戦い、戦闘以外の部分では協力的。人間界の邪気に充てられて変質したアーヤと戦い、アーヤが呼んでしまった邪神がラスボスとなる。
・エピソード3(エンディング11~13)
1日目に話しかける、3話で攻撃を仕掛ける
>邪気(邪念)を集めるのを目的とした2人のおじさん。おじさんを倒すために無理して戦闘をして、魔法力を使い果たしたポルカ。絶体絶命のピンチにもう一人の変幻少女・あやかが現れる。
・エンディング1&2は、ポルカの呼びかけに答えないことでたどりつく、どれにも属さない感じの単発のバッドエンドです。
☆エンディング No.1「る」
3日目に話しかける
>街で何者かに襲われて、不思議な少女に助けられるが、記憶を消される。
☆エンディング No.2「い」
3日間無視し続ける
>街で何者かに襲われ……悪側に染まる(いわゆる悪堕ち)
★エンディング No.3(エピソード1)「ぱ」
1日目に話しかける、第一話でポルカの意見に反対→洋服屋へ、第三話で教室で攻撃を仕掛けない、第五話の最後で戦闘を拒絶する
>邪気に操られたポルカやおじさんたちは正気に返り、元の世界に帰った。あやかの記憶は消されたし、もう夢だったみたいだだけど、また会えるってそんな予感がする!
★エンディング4(エピソード1)「ん」
条件1:1日目に話しかける、第一話でポルカの意見に賛成→駅前広場へ、第三話で教室で攻撃を仕掛けない、第五話の最後で戦闘を拒絶する
条件2:1日目に話しかける、第一話でポルカの意見に反対→洋服屋へ、第三話で教室で攻撃を仕掛けない、第五話の最後で戦闘を決意する
>あやちゃんの記憶も消えちゃったし、日常に戻ったけれど。でもあれは夢じゃなかった。だって、ポルカはときどき遊びに来ているんです。
☆エンディング5(エピソード1)「こ」
1日目に話しかける、第三話で教室で戦闘を仕掛けない、ラスボスとの戦闘に負けて諦める
>虚無に取り込まれたさおり。開放的な感情に流されるまま、すべてを破壊することを決意する…
★エンディング6(エピソード1)「ね」
1日目に話しかける、第一話でポルカの意見に賛成→駅前広場へ、第三話で教室で攻撃を仕掛けない、第五話の最後で戦闘を決意する
>まるで夢だったみたいだけど、夢じゃない証拠があるんです。だって、みんなときどき遊びに来てるんです!
★エンディング No.7(エピソード2)「こ」
2日目に話しかける、第一話でポルカの意見に賛成→駅前広場へ→(この間の行動は自由、戦闘にだけ勝利すること)→最終話の邪神との戦闘に勝利する
>元の世界に帰ったみんなと再会、アーヤが転校して来る。
☆エンディング No.8(エピソード2)「ね」
2日目に話しかける→(この間の行動は自由、戦闘にだけ勝利すること)→最終話の邪神との戦闘に負けて諦める
>命を懸けて邪神を封印したアーヤ。さおりは記憶を消されているが、どうしてだか涙が出てくる。
★エンディング No.9(エピソード2)「こ」
2日目に話しかける、第一話でポルカの意見に反対→洋服屋へ、洋服屋の服を買う、最終話の邪神との戦闘に勝つ
>あれから数年。まるで夢だったような気がするけれど、ポルカにプレゼントされた魔法の服が残っている。
★エンディング No.10(エピソード2)「そ」
2日目に話しかける、第一話でポルカの意見に反対→洋服屋へ、洋服屋の服を買わない、最終話の邪神との戦闘に勝つ
>みんな元の世界に帰ったけれど、また会える気がする。
☆エンディング No.11(エピソード3) 「み」
1日目に話しかける、第三話で教室で攻撃を仕掛ける、ラスボスとの戦闘に負けて諦める
>虚無に敗北したさおりとあやか。虚無「望み通り滅ぼしてやるぞ地球よ…」
★エンディング No.12(エピソード3)「~」
1日目に話しかける、第一話でポルカの意見に賛成→駅前広場へ、第三話で教室で攻撃を仕掛ける
>「虚無」を倒す。1&2のおじさんは操られていただけで、正気に戻ってポルカたちと元の世界に帰った…夢だったように思うけど、でも夢じゃなかったよ。だってみんな、たまに遊びに来るんです!
★エンディング No.13(エピソード3)「の」
1日目に話しかける、第一話でポルカの意見に反対→洋服屋へ、第三話で教室で攻撃を仕掛ける
>あやかと友達になった。みんな元の世界に帰っていったけれど、またポルカたちとも会える予感がする。

駿河屋

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*画像はすべてコンパイル「究極変幻バトルギャルさおり」より

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