【Win】メイジの因果録 ~歪曲因果 逆行運命~【unbreaktell】

【 メイジの因果録 ~歪曲因果 逆行運命~】

unbreaktallさん制作のフリーゲーム二作目で、メイジの悲劇嘆の続編になります。
2015年7月23日公開。

DLはこちらから(グーグルドライブへ飛びます)


一人きりの城で、庭園に咲く草花を愛でながら静かに暮らしていた、ブラネェド=トラサス=ライドネットロイド。
彼はある日、「管理者」を名乗るアサッシンの襲撃を受ける。
そして、そこに現れた一人の男・ブルーに、ブラネェドこそ運命のイレギャラーであると告げられるのだった…


というシーンから始まるストーリー。
相変わらずお話は、プレイヤー置いてけぼりで進んでいきますが、だがそれがいとおしい。
重大なシーンで「イレギャラー」とか誤字ってるのもいっそいとおしい。

今作は、前作とは異なり、敵オブジェクトに触れると戦闘になる、シンボルエンカウント形式を採用しています。
とはいえマップを切り替えると、敵オブジェクトは復活するので、エンカウント形式が変わったからと言って難易度が上昇したりはしていません。
マップを縦横無尽に飛び回る敵オブジェクトに触れるのが難しかったり、あまつさえ触れても戦闘にならないオブジェクトがあったりもしますが(おそらくエンカウントイベントの入れ忘れ)

これが今回の主人公ブラネェド君。犬と呼ばれることが地雷。
普段は慇懃無礼に感じるほどに腰が低く丁寧ですが、熱くなると一人称が俺になり、結構な熱血君になります。キャラがぶれやすいとか言ってはいけません。
自身の両親のかつての仲間・ブルーと出会ったことで、彼の運命は大きく動き始めます。

今回は印象的なシーンでカットインが入ったりします。
彼は前作から大きくイメージが変わり、とんでもない熱血キャラになりましたが、間違いなく前作のツンデレ・ブルーです。
顔絵のもみあげ感のせいか、プレイ中、ずっとセリフがフェニックス一輝の声で再生されてました…。
ちなみにこのゲーム、10年前に描かれた絵と、10年後に製作再開したときに書かれた絵が混在しているようで、イベントシーンの絵のクオリティに著しい上下がありますが、動じてはいけない。

こちらが今回のライバルキャラである、ジャイクェドロ。
あまりにも強大な敵です…。そして額の「FAIT」はおそらく「ファイト」の意味かと思います。フランス語で「真実」の意味の言葉でもありますが、おそらく関係ない。
ついでに言うと、画面左上がラクティオハです。左下はヒロインのレクセリア。
そして意外な形で、前作主人公・リディオとヒロインのカルレインも登場することに…

ブルーは今回は弟子を持っています。
弟子のゾレルマラードは、やや独断で暴走しがちですが、悪い奴ではないです。ただし、ゾレルマラードは主人公ブラネェド君のことをなぜかとんでもなく嫌っているようで、執拗に犬呼ばわりをしてきますが。
ブルーとゾレルマラードの強い絆は、次作「転生録」でも健在です(転生録のレビューはまた後日!)

今回最難関のイベントです。迷路状になったマップを、追いかけてくる敵オブジェクトを避けつつ抜けます。
ゴールが示されることもなくいきなり放り出されたうえ、敵オブジェクトに触れると即ゲームオーバーになるため、ちょっと心が折れかけました。
正解はゴールは右端です。

運命録で顕著になる作者のセンスは、この作品からじわじわと発揮されています。
太陽がSUNじゃないのはさておき、この敵めっちゃかっこよくないですか?
ビジュアル的にかっこいい敵キャラも多いです。

ちなみに今回のマイフェイバリット敵キャラがこちら。
MEDAMA…そしてマジッシャンの生足感。たまんねえ。

前作より全体的にパワーアップしているものの、相変わらずユーザー置いてけぼりのシナリオと、作りこみを放置されたダンジョンは健在でした。
ですが、今作からキャラクターが強く立つようになっており、印象的なシーンが一気に増えています。
転生録が有名ですし、実際転生録はかなり遊びやすくなっていると思いましたが、でも個人的には、因果録は外しちゃダメだと思いました。
イヤ本当にいいゲームですよ。

ちなみに今回もテストプレイのセーブデータが残されている仕様は健在でした。好き。

*画像はすべてunbreaktell「メイジの因果録 ~歪曲因果 逆行運命~」より

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