【PC98】GEO CONFLICT-争乱の大地-【コンパイル】

GEO CONFLICT-争乱の大地-【GEO CONFLICT -争乱の大地-】

1994年発売の雑誌タイプのDS3号に収録された、傭兵派遣+自国防衛シミュレーションゲーム。
ジオコンシリーズの第一作目です。
ディスクステーションRe#1に収録されました!!

【GEO CONFLICT-争乱の大地-】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:SLG
収録ソフト:DiscStation#3(雑誌タイプ)
対応ハード:PC98シリーズ(3.5インチFD)
発売日:1994年7月15日
定価:1980円
レーティング:全年齢

*ジオコン「フリクト」です。
「フ」と「ク」の位置間違える方多いから気を付けて。ジオコン「クリフト」って、それじゃザラキの人になっちゃうよ。

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かつては黄泉の国王オドモックが支配したこの地--エバンアタウ大陸も、999年前の『奇跡の戦い』ののちは、人間と聖霊とが調和をもってはぐくむ繁栄の大地となった。

そして、時は聖エバン歴1268年…
エバンアタウ大陸の中原、エステロミア王国は、未曽有の争乱に巻き込まれようとしていた。
発端は北のクォドラン帝国の侵略。
さらに、帝国の動きに呼応するかの如く、王国のいたるところで邪悪の者が闊歩し始める。
だが、クォドランからの侵攻を防ぐために兵力を割いている現状では対応しきれず、国民の救いを求める声は日増しに大きくなる。
若き国王は、この状況を解決するため、全土をまたにかけたつわものたちを呼ぶこととなる…


というストーリー。
要は、帝国の侵攻を防ぎつつ、冒険者たちに魔物退治などをさせつつ、魔物跋扈の原因を探ってゆく…というゲームです。
国を守る、国民も守る、魔王を倒す、全部やらなくっちゃあならないのが「国王」のつらいところだな…覚悟はいいか? オレはできてる。

GEO CONFLICT-争乱の大地-まず、2週に一度、発生した事件のリストが表示されます。(少し文字が見づらいですがエミュレーター環境だからなのでゆるして)
これらの事件に、[冒険者募集]コマンドで、金額を提示して冒険者を募集します。
提示する金額が低いと、冒険者が集まらなくなってしまいますが、逆に金額を高くすると、レアな強い冒険者が集まるようになります。
じゃあ、どの程度の金額を提示したらいいのか…というと、大臣が、その事件の募集に使ったらいいだろう、という金額を設定してくれます。その金額に、足したり引いたりしたらいいわけです。
また、大臣の提示する金額から、その事件の大体の難易度を予測できます。

GEO CONFLICT-争乱の大地-次の週には、冒険者が集まります。
集まった冒険者から、向かわせる依頼ごとにパーティを組ませましょう。
冒険者の職業を見て、バランスよく設定します。とはいえ、3人パーティなので、ちょっと難しいです。
基本的には、迷子になるのを防ぐため、盗賊を入れたパーティを組むといいでしょう。あと、打たれ弱い魔法使いや、育成途中の冒険者のいるパーティには僧侶を入れたり。

GEO CONFLICT-争乱の大地-パーティーを組んだ状態でフェイズを終了すると、冒険者たちが、事件のあった場所へと向かいます。
この画面だけ見ると、一般的なフィールドRPGみたいですね。
それにしても地図を見るとわくわくします。土地の名前も「世界」がちゃんとあるんだなあ、と感じさせます。

GEO CONFLICT-争乱の大地-あとは、各パーティがダンジョンを探索し、最奥にいるボスを倒すことができたら、その事件はクリアになります。
この、ダンジョン探索部分はオートで進むので、ヤキモキしながら見守りましょう。
全滅したらもちろんミッション失敗ですし(しかも蘇生費用が掛かるんだな…)、また、冒険者たちが迷子になっても失敗になります。
いっそ、全滅を防ぐため、序盤は難易度の高いミッションは受けない…というのも、戦略かもしれません。

あ、そうそう、月に一度、砦の守りを強化することができますので、忘れないように必ず人員を補充しましょう。
砦が攻め落とされると、国民感情が大きく下がりますし、4つすべての砦が落ちるとゲームオーバーになってしまいます。
また、国民感情が下がりきると、やはりゲームオーバーです。

国民感情が高いことが、クリアに必要なイベントを起こす条件にもなっているので、国民感情には気を配りましょう。
臨時徴収なんてして、国民たちにヒンシュク買っちゃだめですよ。
あと、クリアに必要なイベントは、ある事件を解決したときにも起きるようです。


評価としては…やや辛口評価になってしまいますが、数か月の短期間開発だった、というのもあり、作りこみが甘い作品です。
数フェイズゲームを勧めたら気づくと思いますが、集まる冒険者は、実は全ての事件で共通なんですよね。
事件1の報酬を高くして、それ以外の事件の報酬を初期値で設定しても、全ての事件に優秀な冒険者が集まるとか…逆に、1つでも、平均的な価格より低い金額の報酬に設定してしまうと、全ての事件に誰も集まらないとか…。
また、金額によって集まる冒険者が異なるとはいえ、集まる冒険者のパターンが「安い場合に集まる冒険者」と「高い場合に集まる冒険者」の2パターンなので、ユーザーの方針によっては、どちらかの場合の冒険者の顔はほぼ見ないままに終わってしまうことに。

ゲーム侵攻に重要なイベントについても、特に入手したアイテムのカットインが入ったりすることもなく、いつもと同じように、大臣が報告して終了なので、盛り上がりには欠けるし、いっそ、入手したことにも気づかずに読み飛ばしてしまいそうになるくらいでした。

結構ゲーム難易度は高めで、砦の人員補給も、月に補給できる人数よりも、減っていく人数のほうが多いため、じわじわと追い詰められていきます。
追い詰められ、砦が落ちると、国民感情が下がり、クリアに必要なイベントが起きるフェイズがどんどん先になるために、悪循環に陥りやすくなります。
とはいえ結構、このゲームは運の要素が強く、例えば「クリアしやすく、その上クリア後にお金の手に入る事件」ばかりが発生すると、国民に施しをたくさんできるために、びっくりするほど簡単にクリアできることもあるんですけどね。
逆に言うと運が悪いと、いきなり難易度の高い事件ばかりが発生して、そこに冒険者をうっかり派遣してしまい、蘇生費用で資金がカツカツになってしまい、臨時徴収をせざるを得なくなってしまったり。

GEO CONFLICT-争乱の大地-とはいえ、ジオ・コンという人気シリーズの第一作目、遊んでおいて損はありません。

…ところで上のスクショの、ボスのハーピィ、かわいいよね。
このハーピィちゃん、マニュアルにはちゃんとtkbが書かれていてですね…まぁ作画が沢渡さんだしな。

駿河屋

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*画像はすべてコンパイル「GEO CONFLICT-争乱の大地-」より

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