【MSX2】ちるどれんうぉーず【コンパイル】

【 ちるどれんうぉーず 】

MSX版DS、SP(スペシャル)04号・秋号に収録された、ガキ大将を目指すというSLG。
魔導物語の米光さんと氷樹さんのタッグのゲームです。この後、冬に発売されたSP5号(クリスマス号)に魔導が掲載されることになるので、その少し前に手掛けていた作品ですね。
やっていくことは地味ですが、一年間を様々な行動で過ごすという、なかなかのボリュームがあります。
発生するイベントがとにかくユニークで、テキストも独特で凝っており、おもわず「ふふっ」としてしまうような、ほっこりとした笑いを得られるゲームです。

【ちるどれんうぉーず】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:SLG
収録ソフト:DiscStation SP#4
対応ハード:MSX2
発売日:1989年9月8日
定価:3880円
レーティング:全年齢

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巧妙な作戦すら展開され、泣く者も現れる。
天下は大きく揺らぐ。
小学校全土でわいわいはしゃぎ、もはや手は付けられない!

そんな中、貴方はガキ大将を目指すことになる!!


…という感じで、貴方は親分として、小学校のガキ大将を目指すことになります。
ゲームの目的は、15人の子分を集める事。
ただし4人のライバルの親分たちは、貴方と同じように様々な行動を起こしては、やっぱり子分を多く得ようとしています。
それぞれ数人の子分を持った状態からのスタートです。
切磋琢磨し自分を磨いては、上げたステータスを消費して喧嘩をふっかけたり、やはりステータスを消費してライバルの子分を勧誘したり、はたまた悪口を言って敵の評価を下げて行ったり…。

どんな風に過ごし、どんな親分として子分を集めていくかはあなた次第。
貴方は無事、ガキ大将になれるでしょうか?

ちなみに主人公の名前は文字入力(しかもカナ入力!)で入力し、そしてそれにより自身の顔が決まるという仕様になっています。選べないのでカッコイイ顔になりたくても大体無理です、諦めましょう。
…ちなみになぜか「なむるくん」にしようとしたら「むるくん」になってしまいました。どうして。

基本的には、「くんれん」で主人公のステータスを上げていくのが基本です。
「わるぐち」や「なぐる」などのけんか行為、とくに「おおげんか」は相手のステータスを下げますが…このゲームは、行動によりステータスを消費(下がる)するので、もちろんけんかをしてもステータスが下がりますし、もし負けたりしたりした場合のデメリットが大きいため、あまりやらないほうがいいかも…

主人公には様々なステータスがありますし、また、子分にも、親分への「しんらい」があったりして、かなり細かくステータスが決められています。
ちなみにプレゼントで買収すると、しんらいを下げ、引き抜きを成功しやすくします。
引き抜きにももちろんステータスを消費しますが、なかには、子分になると勉強を教えてくれてステータスを上げてくれる子がいたり、子分の事を好きな子が勝手に子分として加入してくれたりもするので、マニュアルを見て、おのおのの子分の特性を確認し、引き抜きの順番を決めるとよさそうです。
上の画面の、くみちゃんは、ステータス「あたま」を、1~3ポイント、夏休みにはより大きい数値を上げてくれます。ぜひ優先的に子分にしたいものですね。

ただし、当然ライバルの親分も、こちらの子分を引き抜いてくるので気を付けて。
引き抜かれないようにするにはどうしたらいいのか、マニュアルを見てもわからないんですよねww 「にんき」が高いと離れていきづらいのかな、と思ったんですが、マニュアルには「みんなからの人気度です」としか書いてない。そんなんわかっとるわww
ちなみに私がプレイしたときには、ゆずるくんは、イケメンなのに、毎ターン他の親分の悪口を言うだけの存在となり果ててしまい、なんだか悲しかったですね…ww 特につよし君ばかりがターゲットになってました。

4ターン行動すると、イベントが発生します。月末にその月にあったことをまとめて見せてる感じでしょうか。
ここで買い物ができたり、ステータスが上下したりしますが…
イベントグラフィックは、ちまちまとアニメーションしたり、頻繁に切り替わったりと、小さいながらもかなり魅せてくれます。
またテキストも凝っており、米光節とでもいうべき、独特のテキストを楽しむことができます。

4月からスタートし、2月を終え、イベントを見終えるとエンディングとなります。3月は行動はないんですね、3月上旬に卒業式とかそういうイメージでしょうか?
残念ながら、子分をあまり集めることができず、エンディングは見られなかったのですが…。
小粒で一見地味ですが、凝ったところは凝った、意外な大作でしたねー。
でもかなりステータス管理はシビアですね。子分の引き抜きを重視したほうがいいかも?

ProjectEggでは有料配信ですが、かなり面白かったので、500円は本当にお得です。
入院中に遊んだので、いつ診察に呼ばれるかわからなかったり、またパソコンの使用時間が厳しかったりするのもあって、途中セーブのできないこの作品を遊ぶ機会がなかなか作れず、まだ再プレイ出来ていないのですが…
いつかはガキ大将になって見せるぞー!!

◆スタッフリスト(敬称略)
かんがえた:猫庭王米光
くみたてた:修行 荒木/横河 ぶん/広野 隆行
おえかき:氷樹 むう
おんがくか:宮本/迫田/塚本/尾園/志鈍/下本
くろまく:仁井谷正充
協力:カルビー(株)/(株)タイトー/タカラ(株)/(株)白元
ソックタッチは(株)白元の登録商標です

*何故、各会社に協力を頂いているのかと思ったら、作中に出てくるアイテムが、実際当時に流行したものだったりしたからなんですね。きちんと許可を得てでも、そうやって実際に流行したものを出しているというのが、また面白いですねー!

駿河屋
なお、アレスタ外伝が収録されているということで、中古市場はかなりお高めです。プロジェクトEggで遊ぼ!

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*画像はすべてコンパイル「ちるどれんうぉーず」より

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