【SS/PS】DiscStation別冊　i miss you【コンパイル】

【 DiscStation別冊　i miss you 】

コンパイルは「いずれSSやPSでDSを出したい」と言っていたのですが、その第一弾がこれ。
…なのですが、何故か音楽雑誌としてのスタートであり…　売れたのか売れなかったのか…、とにかく続刊や、DiscStation本誌としてのSS版PS版は出ませんでした。
内容としては一般的な音楽雑誌のような形を取りつつ、コンパイルミュージックの顔であった田中勝己さんの制作の様子などを取材し、氏を大きくプッシュしている内容となります。

ディスク付きで、田中勝己氏のミュージックビデオや、コンパイルキャラのミニゲームなどを収録。
1997年秋ごろ発売、定価1980円(税込み)

【i miss you】
発売：コンパイル
動作ハード：セガサターン/プレイステーション
ジャンル：バラエティ(ゲーム+ミュージックビデオ)
発売日：1997年10月30日/11月7日
定価：1980円
ゾーニング：全年齢

中身は、こんな感じで画面をカーソルで移動し、クリックしたところの機能が起動するという、軽いあっぷるそーすのようになっています。
実際あっぷるそーすのように、カー君や時計が反応します(反応個所は3か所程度ですが…)

収録されているものは
・i miss youプロモーションビデオ
・i miss you音楽鑑賞
・i miss youカラオケモード
・モグラたたきゲーム
・おとあわせゲーム
になります。

i miss youのプロモビデオはかなり凝っていて、海外ロケのようです。
セピアカラーの画面の中で、謎のシークレットボックスを入手しようとする田中勝己氏と謎の女幹部の攻防戦…という内容。スパイ設定でもあるのかな。
最終的には戦車や陸軍トラックなど出てくるという、結構頑張った内容です。結構カッコイイ。
i miss you自体はとてもいい曲ですし、個人的にはこのPVだけでも結構嬉しいです。

音合わせゲームは、いわゆる神経衰弱なのですが、選択するとぷよSUNのボイスが流れるカードを、同じボイスのものと合わせていきます。
単純に「音」ではなくボイスなのが楽しいですね。

モグラたたき…は、すみません、使用エミュレーターのエミュレーションが完全ではなく、画面が少し化けてしまいました(画面下半分の黒い部分も本当は背景があるのですが…)
これはセガサターンの6つのボタンに対応したモグラたたきでした。…PS版はどうしたんだろうｗ

と、まあディスク内容は、プロモーションビデオがあるということでやや豪華にも感じるのですが、音楽雑誌の付属ディスクとしてみると、ゲームもおまけ程度でしょぼいし、ちょっといまいちかなーと感じます…
メニュー画面のポリゴンもガクガクですし…

では雑誌のほうも少し紹介します。

表紙はこんな感じです。
こちらはSS版ですが、PS版は「PS版」の表記の部分が色が違っていたような記憶もありますが、ちょっと定かではありません。

さて雑誌としての内容ですが、ざっと目次としてはこんな感じです。

当時から流行曲とか興味なかったので内容にはぴんと来ないのですが、22年前の売れ筋あたりを抑えてるんでしょうか。
なぜかキティちゃんの特集をしていますｗ

正直、音楽雑誌としては通常の厚さの冊子であり…、ディスク付きなのがウリとはいえディスク内容がアレなので、雑誌としては高いものだと思います。
例えば、ディスク内容に、取材対象のアーティストのPVやCMなどを盛り込むなどをすれば、音楽雑誌として価値があったんじゃないかなあと思うのですが…

シャズナの特集ですね。
たまごっち、と発言していますが、確かにたまごっちも同時期になります(たまごっちは1996年秋発売なので、この取材をしたころにはもう下火とは言えどもブームは続いていたと思います)

そして田中勝己氏の特集。
田中勝己氏はやはりコンパイルミュージックの顔ですから、このほかにも氏を扱ったコミックを掲載していたりして、かなり大きく扱っている印象です。
というかディスクはほぼ氏のためのものみたいなものだしなあ…ｗ

SS版やPS版のディスクステーションの発行が継続しなかったのは、一冊目がこれだったためなのか、それとももうコンパイルに力がなくここで途切れてしまったのかはわかりかねますが…
これより過去に「SS版のDSを出したら筋肉であそぼうのパワーアップ版を出したい」という発言があったので、それを見たかったなあ、というのはかなりあります…、残念なことだなあｗ

駿河屋