【MSX2】DiscStation #8(1月号)【コンパイル】

【 ディスクステーション#8(1月号) 】

人気を受け、月刊化した第一号。
この号からパッケージサイズがぐっと小さくなりました。
1989年12月発売だったみたいです。そう、魔導物語が収録されたDSクリスマス号とほぼ同時期の発売でした。

定価2900円とお高めですが、今回CD付きなので妥当かな? どうやらゲーム曲のアレンジCDがついていたようなのですが、私が所有しているものはCD欠品でした。残念。

収録されているものは、各社の体験版のほか、コンパイルオリジナルゲームもいくつかついてきています。
この記事にえっちな画像はありませんが、18禁ゲームの体験版が収録された号なのでご注意ください。

【ディスクステーション #8】
発売:コンパイル
動作ハード:MSX2
ジャンル:バラエティ(ゲーム+デモ)
発売日:1989年12月11日
定価:2900円
ゾーニング:18禁あり


DSのオリジナルゲームとしては、連載STGや、MSX2のDSでシリーズ化されていた「サム」シリーズのゲームが収録されてます。

・サムよ永遠に(ゲームアーツ)
ディスクステーションwikiではDSオリジナルゲームのような扱いになっているのですが、コピーライトはゲームアーツになっているのでよくわからんです。
他社が開発したゲームをDSに提供していたんでしょうか?

とりあえずサムシリーズ最終回らしいです。
ゲームとしては横スクロールアクション。謎の球(手裏剣?)を発射しつつ、サムを上下に移動させて、敵を倒すか避けるかして、ゴールまでたどり着きます。
ステージは、過去のサムシリーズをモチーフに、6種類が用意されている模様。サムの衣装もステージによって変化します。

・Final Justice(レトロゲーム)
1985年にコンパイルが制作、ポニーキャニオンより発売した縦スクロールSTGの再録みたいです。
ライフ式のSTGで、何度か敵に当たっても大丈夫なタイプ。

MSX1の作品であることもあり、背景も単色でやや地味ではありますが、ちょっと曲がコミカルで印象的。
今回にも収録されている、ブラスターバーンと同じシリーズ「BRDRUGA EPISODE」の一作目にあたります。

・BGV#8 CHRISTMASクリスマスをテーマにしたB.G.V(観賞用ソフト)。 おそらくグラフィックは氷樹むうさんかと思われます。
子供たちに追いかけられたサンタクロースは、逃げ回るうちにうっかり袋に穴が開いて中身を落としてしまい…? そして、その中身とは?
…という内容で、ランダーくんやぴのぴのをはじめ、サイバーキャットたちなど、DSキャラクターがたくさん登場するBGVとなっています。

・BLASTER BURN 1
連載STG。タイトルは「1」となっていますが、前号で「0」が収録されたので連載2回目となります。
戦闘機の名前がガーディックⅡなのと、タイトルにも「BRDRUGA EPISODEⅢ(バデューガ(*造語」とあるので、ガーディックなどと同シリーズなのがわかります。ちなみにシリーズ一作目は、今号に収録されている「Final justice」とのこと。

このゲームはRPG的な要素を持ったSTGであり、自機のガーディックⅡを育成することができます。ブランクディスクを用意しておけば、そこにセーブをすることができるみたいです。
自機を育てればSTGが苦手でも楽しめた半面、経験値を得るのがとても困難なゲームだったらしく、育成には時間を要したという話も…。

ProjectEggで好評配信中です。前編/後編 この物語の前の話になるガーディックと、続編となるガルケーブ
ちなみにこの号には、前号ブラスターバーン0のバグ修正プログラムも同時収録されていますw

・ALESTE2 4面改造オリジナル面マニュアルやパッケージにはこのゲームについての記載はないのですが、パッケージ裏にシールで「今回はアートギャラリーは入っておりません。アレスタ2はDSオリジナル面を収録」と書かれています。
割とマニュアルやパッケージにタイトルがあっても掲載が間に合わないとか、その逆だったりとか、内容が違っていたりとか、このころはあるあるだったみたいですw
ステージは、パッケージ版からアレンジしたステージを1面のみの収録のようですが、オプションの選択ができたり、ボイス(かなりクリアな音声)があったりとちゃんと凝った作りです。

・編集後記

パッケージ裏でお休みとなっていたアートギャラリーは、担当が貧血でお休みになったとのお詫びが入ってます。貧血ならしかたないね。
普通に編集後記のほか、次に購入しようと思っているソフト、などのアンケート結果が入っていて面白いです。内容に時代を感じるw
次回予告の電脳学園が「伝脳学園」になっているとう誤字をやらかしているのですが、結局次の号の電脳学園はガイナックスのせいで掲載されなかったので、許してあげよう。

*その他、他社ゲーのサンプルなど

・韋駄天いかせ男-人生の意味-(ファミリーソフト) 18禁です、注意。
アダルトの文章合わせゲーム? デモ+実際にプレイ可能の体験版。

6ケタの数字を入力すると、いわゆる「いつどこゲーム」のように様々な言葉が組み合わされたものが表示され、その組み合わせにより女性のボルテージメーターが上がっていき、メーターがマックスになると絵が変化するという奇妙なゲームです。
なかなか上がらないゲージに、ひたすらランダムの数字を入力させられることを繰り返させられ、こちらが人生の意味を考えそうになりました(実際は、上がりやすい数字の組み合わせがあるので、それを探っていくといいみたいです…しかし全然韋駄天でイカせてねえ気がするんだが??)
また、シナリオは、エロゲーながらも何とも奇妙なノリのゲームだったらしいです(と韋駄天いかせ男のレビューで読みましたが…私は未プレイです)

ちなみにProjectEggさんで配信中。また、BEEPさんで全4作を収録したバージョンが販売中です。

・アークスⅡ(ウルフチーム)ゲームのデモ。プレイは出来ず、見るだけのものです。
本編はRPGらしいですが、かなりビジュアルを多用し、このデモだけでも印象的なシーンをたくさん見せてくれます。
ProjectEggさんで好評配信中

・アリスたちの午後(SYSTEM HOUSH OH!) 18禁です、注意。
タイトル及び本編は縦長ドットで大き目の絵のゲームみたいです。
アダルトゲームですが、実在企業の制服画像+脱衣画像、をテーマにしたアドベンチャーRPGのようなゲームみたいですね。
ただし企業名はそのままエロゲに登場させるのには問題があったのか、現実とは微妙に違うものに変更されていますw

しかし移動したり会話したりとしっかりゲームしていたみたいです。なんかRPGみたいに、実際に歩き回ってコンパニオンのいるブースを訪ねていきます。
実際は歩き回ると体力が減ったりとかするみたいですが、体験版ということでか、このバージョンでは体力は減らないです。
コンパニオンの取材をしながら、制服姿及び痴態を写真に収めるというゲームになっています。
しかし実在の制服に焦点を当てるとは良い視点ですなー。

・MSXマガジン+BASIC PROGRAMS

雑誌のほうのMSXマガジンのほうからの寄稿コメントコーナーみたいです。
また、BASICでのプログラムをいくつか収録しています(雑誌に掲載されたものの打ち込みかな?)
残念ながらこのBASICプログラムのほうが、エミュレーター環境下で文字化けしちゃってろくに遊べないのですが…(ROMとか足りないからとかなのかなー、わかんないですけど…)
ちなみに各ゲームの遊び方はMSXマガジンをご覧くださいとのことですw

・MSXFAN「GR2 グレイテストライダー」という疑似3D視点のバイクゲームが収録されています。
徐々に加速していき、コースアウトをしないようにしながらカーブを曲がり、コースを3周したときのスコアを競うゲームとなっています。


以下はパッケージ画像などを扱っています。

パッケージ画像。ディスク1のタイトル画像と同じイラストですね。
1月号ですが、発売は12月だったということで、サンタを意識していますねー、スキー板を身に着けているので、トナカイ要らずで自分ですいーっと届けてくれそうです。

FDはこんな感じでした。
2枚組です。DS98もですが、ラベルが色違いで、同じイラストが使われるのが通例だったみたいです。
この絵は…クリスマスなトナカイ戦闘機…?

マニュアルとアンケートはがき。41円切手や、3ケタの郵便番号など、レトロ感にヤられてしまいそう。
「意表をつく神経」という宛先もさることながら、突っ込みどころが多すぎます。
マニュアル右にいるキャラクターは、当時のマスコットキャラで、今号で名前が決まり、「ぴのぴの」という名前になりました! ランダー君とダブルマスコットキャラ!!

ちなみに当時のマニュアルは読者コーナーなどのユーザーを楽しませる要素はほぼなく、収録ゲームの紹介程度にとどまっていました(ただし収録ゲームに関するイラストや4コマなどを掲載したりなどは多少あります)

この号はお年玉プレゼントと称して、ゲームソフトなどを中心としたプレゼントが全4ページにもわたって掲載されていたのです。
なんて豪華な!!
それもこのちょっとお高い号、というお値段に一役買っていたのかもしれませんが、それにしてもこのコーナーは、当時の人気ゲームも知れてなかなか面白いページです。

個人制作のゲームを応募してそのまま掲載されちゃう、みたいなスクールもやってました。
実際ここからデビューした方とかいたんでしょうか?
のちのちになると、新入社員の方が作った練習ゲームをクリンナップして完成させて収録、みたいなことはありましたが…

アレスタの広告。カッコイイ!!!
しかし1989年発売のDSなのに、1990年…?って思ったんですが、アレスタ2も1989年発売なんですね。
じゃあなんで1990年。謎だ。

駿河屋

*画像はすべてコンパイル「ディスクステーション #8」より

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