【Win】アルル漫遊記プレイ日記 第七回【コンパイル】

【 アルル漫遊記プレイ日記 第七回 】

あまりAVGでプレイ日記を書くのもなんだかな―と思っていたのですが、RPG+AVGみたいな変わったシステムなのでちょっと書いてみようと思って書いている日記シリーズ第七回。最終回となります。
時は1863年、場所は京都へと飛ばされたアルル。
新撰組の無法者・芹沢に斬られて死んだ男から頼まれ、人の恨みを晴らしてくれるという「ばたんきゅ~人」を探すことになったアルルですが…。…仕事人みたいなものかな…

この記事には、作品の核心に迫るネタバレも含みます。
ネタバレを気にする方は、画面右のメニューや画面上部のリンクから移動してください。

アルル漫遊記は、雑誌タイプDiscStation#13(1996年)に収録されたWindows向けAVGゲーム。
魔導シリーズではありますが、ジャンプヒーローや幻世シリーズなどのDSキャラクターが複数登場しているという、雑誌ファン向けも意識して作られた作品です。


夢真の家で過ごすアルルですが、障子の向こうから、夢真と阿利の話声が僅かに聞こえてきて…
実は阿利と夢真こそが、ばたんきゅ~人であり…、だけど相手は新撰組、相手が悪すぎる、そんな話をしています。
そして…、その仕事の前に、アルルを始末しなければならないとも…。

アルルが話を聞いていたことに気付いていた夢真は、アルルを手にかけようとしますが、アルルは自分も仲間に入れて欲しいと頼みます。
自分にはファイヤーの魔法がある、ならば阿利達の力になれるはずだと。
少し悩んだ阿利たちですが、自分たちの試験に合格したならば、仲間と認めてくれると、そう話がまとまりました。

ここでマウスシューティング。
阿利・夢真、そしてばたんきゅ~人の一人・烈華の投げてくる武器を撃ち落としつつ、彼らに攻撃を当てるのが試験の内容です。
烈華、めっちゃ爆弾投げてくるんですが…、っていうかこんな燃えやすそうなところで火を使いまくってええんかい。

ばたんきゅ~人のまとめ役・埴井(はにい)にも認めてもらえたアルル。
そこで埴井は、別口からも芹沢と平山をばたんきゅ~させてほしいという依頼を受け取っていた、と話しました。
…烈華の話しぶりからしても、芹沢たちは相当恨まれているようです。
危険な任務ですが、今度新撰組の会合があり、そこから帰宅するところは各々バラバラに行動しているということで、そのタイミングを狙うことになりました。

そして、その夜…。
攻撃がハデな烈華は逃げるときの目くらましに動くということで、夢真が平山を、阿利とアルルが芹沢をばたんきゅ~させるということで話がまとまります。
そして、そこに会合を楽しみ、飲み過ぎて酔った平山が帰ってきて…

夢真はなんともキザな技で平山を倒します。
相手を薔薇の花で埋めるという攻撃… …ってどんな攻撃だよww
しかしヤブ医者として登場したときには予想もしていなかった活躍っぷり。さすが顔のいい男、かなりいいところ持ってってるなあ。

というわけで、阿利と組んだアルル…。何度か周囲を調べていると、芹沢が帰ってきます。
芹沢は女連れでしたが、女性が厠へと立った隙に、阿利は芹沢を強襲。
ところが、芹沢は力が強く、阿利の攻撃は届かず、むしろ押されています。

とっさにファイヤーして助け舟を出すアルル。
ここでマウスシューティングです。
左右に移動しながら切りつけてくる芹沢の攻撃を防ぎましょう。
ところが芹沢の攻撃はとても強力で、防いでも防いでも切りかかってきます。

そして、ついにはアルルの魔力が切れたのか、ファイヤーも出せなくなってしまい…。
こうして大ピンチを迎えるアルル!!!
ああ、アルルは元の世界に戻れないまま、ここでばたんきゅ~してしまうのか!?

と、そこで登場したのは、なんとサタン!!!
あっさりと芹沢の技を防ぎ、そして奴をばたんきゅ~させるのでした。
おお、サタン様、魔力が戻ったんですね!! カーバンクルちゃんと未来の妃のピンチに、颯爽と駆けつけるなんてかっこいいぞ!!

ところがその様子を、土方に見つかってしまいます。
が、土方は仲間を呼んだりせず、アルルたちを逃がすのでした…
そして土方は自分の策により、駆け付けた新撰組のメンバーたちに、下手人は別の者だと伝え…。…ですがそれは、もはやアルルとは関係のない話…。

サタンは、永遠の命を持つ者らしい方法で魔力を蓄えていました。
10万とんで725歳くらいになっちゃったんじゃないかな…と思うけど、まぁサタンにはそれくらい一瞬にも等しいらしいですね。
…ならば彼にとって、短いいのちをもつ人間であるアルルたちと関わるというのは、どういう意味を持つ行為なんでしょうね…、なんて考えちゃったりして。

そして、魔力の戻ったサタンにとっては、元の世界に戻ることなどたやすいことで…。
アルルは、阿利たちとの別れを惜しみつつ、サタンとともに元の世界に戻るのでした。

そしてエンディングへ…

そうして、無事元の世界に戻ったアルルは、サタンに感謝しますが…
サタンはこっそり手を伸ばして…

カーバンクルちゃんをアルルから奪うのでした。
が、まあもちろん、予想をしている通りの展開になるのですが…

カーバンクルビーム!で脳天を貫かれたサタンは、ばたんきゅ~…
そしてカー君はやっぱりアルルの肩の上へ戻ります。

めでたし、めでたし…、…かな?

日本史を駆けぬけるアルルの大冒険でしたが、最後のほうはばたんきゅ~人(仕事人?w)とか出てきて、まぁ史実とはだいぶかけ離れているよね、というお話になっている…
…ようで、実は史実もアルルが表に出ないだけで歴史にかかわっていて、こんな風に裏で暗躍していたりして? なんてちょっとだけ妄想できちゃうようなところが面白いですよね。

有名な漫画で、男女の立場が逆転した「大奥(よしながふみ・著」がありますが、あの作品内でも、大奥内の記録などでは殿様は男性のように記述して残しているために、実は現実の史実でも、記録に騙されているだけで、実際はああいう世界だったんじゃないか、って妄想できるのが面白いなーって思ったんですが、このアルル漫遊記にもそういう妄想遊びができる部分が残されていて、そこが面白いと思ったのでした。

というわけで、アルル漫遊記プレイ日記でした。
全7回とかなり長い日記になりましたが、ここまで追いかけて読んでくださった方、ありがとうございました!!

駿河屋

*画像はすべてコンパイル「アルル漫遊記」より

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