【PC98】ランナーズ・ハイ【コンパイル】

【ランナーズ・ハイ】

1996年発売、雑誌タイプDiscStation#10に収録されたレースアクション。
疑似3Dレースゲームとなっており、ステージを4周し、そのタイムを競う、タイムアタックタイプのゲーム。
ジェットパックを背負った少女・ラナ＝ウェイとなり、300km/hを越えるスピードでステージを駆け抜け、見事タイムを縮めよう！！

【ランナーズ・ハイ】
発売：コンパイル/ソフトバンク株式会社
動作環境：PC9801(CD-ROM環境必須)
収録ソフト：ディスクステーション(BOOKタイプ)10号
ジャンル：レースアクション
発売日：1996年4月5日
定価：1980円
レーティング：全年齢

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ジェットパックを背負った少女・ラナ＝ウェイとなり、計3種類のフィールドを駆け抜け、そのラップタイムを競うという、疑似3DレースACT。
この通り、ラナ＝ウェイちゃんはとてもかわいく、そしておしりが魅力的な少女です。おしり。

コースは全3種類。オーシャン、サンセット、グラス。
それぞれのコースは形が違い、必要となるテクニックも変わってきます。

選んだコースを4周し、そのラップタイムを競います。
ちなみにややスペックのいるゲームのようなのですが、オプションでゲームの処理スピードを調整することが出来、それにより低スペックマシンでも動くようになっているので安心！！

ゲーム画面は200ライングラフィックになっています。処理速度を出すためなのかな？
操作は簡単で、左右キーでの移動と、スペースキーで加速です。
加速キーを押しているだけで簡単に300km/hを越えるスピードが出せるのは爽快ですが、ただ、スピードが出るとやっぱり操作が難しくなってきます。

そこでこのゲームは、一度スピードを落とし再加速する「ランナーズ・ハイ」という技を上手く使うことで、カーブなどを上手く曲がれるようなテクが用意されています。
タイミングが難しいですが、コツを掴めば高確率で発動させることが出来るようになります。

また、コース内のバーを踏むことでジャンプすることが出来、うまくやれば大きくショートカットをすることが出来ます。ただし、失敗するとコースアウトする可能性もあるので気を付けて。
また、画面両端の、コース縁に触れてしまうと、一気に減速してしまいます。好タイムを出したいならば、絶対にコース中央からは外れないようにしければ行けませんね。

ただ、どうしても画面が単調なため、スピードが出ても、スピードが出ている！という爽快さをあまり感じないのはちょっと残念でした。
たとえば遠くに見える背景グラフィックが向きによってスクロールするような処理が挟まれていたら、かなり爽快感が違ってたんじゃないかなー…
ただラナ＝ウェイちゃんのおしりを常に見ていられるのはいいですね…いいお尻！

お尻！という冗談はさておき、何度も練習してタイムアタックをするゲームとして、この単調さはちょっとマイナス点だったかなあと思います。
4周と言う、周回の長さもちょっとマイナス点ですね…、ちょっと時間を取られすぎる。せめて3周くらいなら。1周違うだけでもかなり印象は変わったと思います。

ただ水を蹴りながら走るラナ＝ウェイちゃんはなんか見ていて気持ちよさそうな感じでした。

ただ、コンパイルにしては珍しいレースゲームと言うことで、ぜひ遊んで欲しい一本です。
OPデモはカッコいいぞ！！

ちなみにこのゲームは、のちにデザイナーに転身する弥穏(のちの輪くすさが)さんがプログラマーを務めた作品。
弥穏さんがデザイナーになり、プログラマーをやめてしまったために、この作品の続編希望のユーザーのリクエストにこたえられない、と、のちのDSイチ押しソフトJJで答えていました。

◆スタッフリスト(敬称略
PRODUCER：MOO NIITANI
DIRECTOR：KITANO FUBON
PLANNER：CHIHIYA/MIYAZAKI TAKACHIHO
PROGRAMMER：MION
DESIGNER：YOUNGER HAYASHI/NAMIHEI/UTUTU KAZUHIKO
SOUND LMSMusic：POLYGON JUNKY/Pro-Sugar
SPECIAL THANKS：GUTS/Dori2/WAKUN/DAOH-KENJI/SAWATARI JUSABURO/HAKURYUHO KASUMI/OTSUKA HANAMARU

駿河屋