【PC98】デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~【コンパイル】

【 デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ 】

デビルフォースⅡは、雑誌タイプDS9号に収録されたS・RPGです。
前作でドルメーガの野望を見事打ち砕いた、ルードヴィクスの冒険から、7年後の世界をえがいた、正当続編となっています。
今回は、ティムカの村にあるという秘宝を用いて、「深淵なるものイタクァ」の召喚をもくろむ妖魔軍との戦いを描きます。
…まあタイトル通り秘宝は奪われるんですがw

【デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~】
収録媒体:ディスクステーション(BOOKタイプ) 9号
発売:コンパイル/ソフトバンク株式会社
発売日:1996年2月15日(新装・新年号)
ハード:PC9801(CD-ROM環境必須)
レーティング:全年齢
定価:1980円+税

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あの戦争の終結から7年… 未だ戦禍のあとの色濃く残るこの大陸…。
貧しい開拓村の少年ブレッドは、生きるために草食獣・カバブーを食料にするため追いかけていたが、そこでチェリオとボーチェという姉弟に出会う。ところが、チェリオは魔族に捕えられてしまい、ボーチェはチェリオに逃がされるものの、やはり魔族に追いかけられ…
一度は開拓村に戻っていたブレッドだが、魔族に追いかけられている少年の話を聞き、慌てて助けに向かう。
「ティムカの秘宝」を巡る、魔族との戦いが幕を開ける…!


今回も禍々しい妖魔との戦いが待っている!!
って言っても、最終ステージには妖魔いなかった気がするし、前作よりずっと妖魔の影薄いんですがww
でも一応、ボスとなるギルガン(ストーリー説明のスクリーンショットの男)は、あれで妖魔らしいです。
今回は、ギルガンが「ティムカの秘宝」を手に入れ、「深淵なるもの」イタクァを召喚しようともくろむお話。

時間制限(ターン制限)のあるマップも用意されていて、戦略としては様々な勝利条件・敗北条件のものが揃っていて、単純に敵を全滅させるステージばかりじゃないのが面白いなと感じました。
キャムウェイが遅刻するのも面白い要素ですし、敵の援軍が着たりもします。
それ以外にも、戦闘を避けてフィールド外に逃げ切るステージがあったりとか。
勝敗によって分岐する一騎打ちステージとか。
ちなみにこのステージは、数ターンごとに「あと〇分だ」と言われ、緊迫感がありました。
しかし1ターン1分なのか…意外とみんなスピーディーに行動している…。

今回は、前作の主人公たちであるルードヴィクス隊も参戦します。
とはいえ4人だけですが… …まあトビアスはマリリンとイチャこいてるだろうし、テオフェルスは姫様の尻に敷かれてるんだろうし、全員とはいかなかったわけですけれどww
前作ではかなり無茶を繰り返していたルーディーがかなり勇ましく、カッコイイ大人のお兄さんに育って感無量。
ショタだったチェニーも、立派な大人へと成長していました。
…エルアネルは相変わらずですが。ゲルダに叱咤激励されているのも相変わらずだなあw

今回はちょっとした分岐要素があり、ゲーム中盤の一騎打ちの勝敗によって仲間になるキャラクターが変化します。
勝利したほうが、魔族に有利になる武器が手に入るために、今後の戦闘は楽になるのですが、敗北した場合でも、頼もしい仲間を得ることが出来ます。
ただし、勝利したほうが正史のようで、負けた場合に仲間になる犬(↑)は、会話イベントでは一切喋ってくれないんですけどねww
でも可愛いよ犬。

分岐とは違うのですが、このステージでは、一定ターン経過で超強力な敵「深淵なるものイタクァ」が召喚されます。
経験値がおいしいので、あえて召喚させてもいいですし、危険だからと急いで敵を片付けるのもあり。
そういう、ユーザーの行動にゆだねるような部分があるのは面白いなと感じました。
しかし敵に女性が全くいませんww おっさんばっかりww あとカボチャww なんなのww
ビヤーキーという小さい魔族がいるんですが、此奴は生足なのでたぶん女の子なんじゃないかなと脳内変換していますが、それにしても女性少ない!! ムキー!!

不満だったのが、通常の魔法以外にも「精霊魔法」が登場し、これは「魔族に大きなダメージを与えられる」のが特徴だったのですが、あまり通常の魔法と差が感じられなかったことですね。
ラスボスも魔族なんですが、大したダメージが入らないんで… 精霊魔法にも回復があると言うことで、回復役に徹してもらうことになっちゃったし。
…ここは精霊魔法でどーんってやるところじゃないのかー!!! って不満を持ちましたね…
というわけでうちのチェリオさんは回復係です。
後半、通常の魔族や飛竜出てこないから本当に攻撃手としてはイマイチになっちゃうし。

デビルフォースの正当続編ですが、システムにはかなり大きく手が入れられており、ただ攻撃を受ける/与えるしかなかった前後編までとは違い、DFⅢに続く「反撃」や「防御」、「回避」が選べるシステムが追加されており、より戦闘に関しては自由度が広がったように思います。
三すくみの法則は、魔術師→重戦士が若干弱まったように感じました。…その代わり、飛行ユニットに対してアーチャーが恐ろしい威力の攻撃をぶっ放してたけど。ケタがおかしい。

それ以上の、一番の不満点は、カーソル移動が重い点です。
メニューでも重いため、横キーを押してカーソルが進んだと思って決定ボタンを押したら、まだ前のコマンドを選んだ状態になっていて、挙動がおかしくてイライラしました。
フィールドでのカーソル移動も若干重く、少し離れた位置にいる仲間キャラを洗濯するのがやりづらかったです。
そのくせキャンプ画面の仲間一覧や、セーブスロット選択は、早すぎるくらいにカーソルが移動するので、誤った位置を選択してしまうようなことが発生しました。なんだこれ…なんだこれ…
あ、でも曲は良かったです。コンパイルらしい曲だなあっていうのがいくつかあって。ゲームにも合っていたように思います(前後編には一部シーンに合わないフィールド曲があったように思ったので)

エンディングはのちに続く感じでよかったです。
キャムウェイとリカルドなんかは、完全にこんなふうにして傭兵になったんだなあって言う感じで。
ラスボスがイタクァ復活と言う目的を持って行動しているのに、目的ほったらかしで別の部屋にいたりして、お前何しとんじゃい、って感じだったのはちょっとツッコミどころでしたがww

ちょっとカーソルや画面移動がモッサリしている以外は、オーソドックスなS・RPGとしてとても楽しめるゲームでした。
やっぱり「妖魔(デビル)との戦い」を描いているという意味で「デビルフォース」というタイトルもちゃんと踏襲しているし、いいシリーズだなあと思います。のちの作品になるとタイトル無関係になっちゃうのとか多いしねww

◆スタッフ(敬称略)
Scenario Work:Ocarina Souichirou
Art Work:Dinor Cycle
Character Design:Dinor Cycle / Tankitou’Old
Field Work:yYodhiyama Tetuya / Dinor Cycle
Illustrate:Dinor Cycle / Mifuzuka Tsukasa
Main PRogram:Inazou Kizukuri
Sub Program:Kawachi Bakery / Tatuki K / Manabu Matumoto / WAA-Kun
Algorithm Support:Satou Taicho /shiki
Effect:Ocarina Souichirou / Inazuou Kizukuri
Music Compose:SUPER KENTA / ANOTHER ONE
Sound Effect:SUPER KENTA / ANOTHER ONE
Direct:Fubon Kitano
Produce:MOO Niitani
(c)COMPILE 1996
(C)LMSMusic

◆プレイログ
デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ プレイ日記第一回
デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ プレイ日記第二回
デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ プレイ日記第三回
デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ プレイ日記第四回
デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ プレイ日記第五回
デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~ プレイ日記第犬回

駿河屋

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*画像はすべてコンパイル「デビルフォースⅡ~奪われた秘宝~」より

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