【PC98】幻世喜譚 DiscSagaⅢ【コンパイル】

【 幻世喜譚 DiscSagaⅢ 】

発売日が伸びに伸び、1995年春に満を持して発売されたフィールドRPG。
イヌのスマッシュやトラのアターホーなど、ユニークなキャラクターと、スチームパンクな世界観が魅力の作品になっています。
魔王復活をもくろむ闇の血族を退け、7つの種族の秘宝の封印を守り抜け!

【幻世喜譚 DiscSagaⅢ】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:フィールドRPG
対応ハード:PC98シリーズ(FD)
発売日:1995年4月1日
定価:8800円
レーティング:全年齢

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イヌの民スマッシュは、長い修行の旅から久々に故郷に帰還する。
そこにはキツネの民が客人としてやってきていた。
突然襲われる長老たち。魔王復活を目論む魔物たちが動き始めたのだ。
そして、キツネの民の長・ファーリンの語るところによれば、同じように自分の里も襲われ、一族の護る秘宝を奪われそうになったという。
スマッシュとファーリンは、他の民にこのことを知らせるべく、旅に出た…。


結構ストーリーとしてはベタなんですが、随所随所でコンパイルらしい味に仕上がっているのが魅力的。
まず最初に行きつくのはトラの民のいる清流の町なんですが、酔っぱらわせないと先に進めない岩があったり(*岩が酔っぱらいます)
お姫様が魔獣を復活させようとしていたり(しかもニンジン撲滅のため)
エロ本のために主人公・スマッシュが死んだり(どーなるんだ!?)
普通なら移動不可能な場所をジャンプで飛び越えたり(えええ!?)

システムとしては結構オーソドックスなフィールドRPGになるのですが、特徴的なのが壁に当たるとそこを行き来するような動きをすること、通路に通路がかぶさっているような作りになっている部分があり、行き止まりと見せかけてそうではない場所が結構あることですね。
この行き止まりと見せかけて…というのは、前述の壁に当たると行き来するような動きをすることで、頻繁に壁にぶつかるため、結構見抜きやすくなっています。

もう一つの特徴的が、キャラクターが頻繁に入れ替わることですね。
ストーリーの都合上の離脱と加入になるので、育てたキャラが自由に入れ替えられるわけじゃないので、そこだけが少し不満点かな。
あと新規加入したキャラのレベルが低いので、育てるのが大変だったりもします。
ただ、このゲーム、レベルアップのバランスがとてもよく、さくさくとレベルが上がり全回復していくので、そこに関するストレスはあまり感じませんでした。
ただし、キャラに預けたアイテムはそのまま持ち逃げされてしまいますが。

ひとつ残念なところは、後半になるとお金が全く意味をなさなくなるところですね。
後半になるとダンジョンの連続でショップがなく、買い物ができなくなるので、お金が手に入っても意味がないんですよね。
アイテムは宝箱からぽこじゃか出てくるけどそういう問題じゃないw

このゲームには豪華なことに、ディスクを1枚使ったアニメーションデモがついていて、目でもとても楽しめます。
戦闘シーンやユニークなシーンを交えたとても楽しいデモですが、クリア後に気付いたのですが、ここで紹介されているのがクリア時におけるメインキャラなんですよね。
ゲーム本編もグラフィックはきれいで、16色とは思えないほどです。
ただしゲーム本編はディスク2枚で完結していて…、大ボリュームのゲームとはとても言えないです。どのあたりが発売伸びた原因だったんだろうw

「コンパイルらしさ」をふんだんに取り入れたシリーズ最大作品です。
興味を持ったらぜひ遊んで欲しいと思います。

◆プレイ日記
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第一回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第二回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第三回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第四回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第五回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第六回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第七回
幻世喜譚 DiscSagaⅢ プレイ日記第八回

駿河屋

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*画像はすべてコンパイル「幻世喜譚 DiscSagaⅢ」より

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