【Win95】セリリのはっぴーばーすでぃ【コンパイル】

【 セリリのはっぴーばーすでぃ 】

コンパイルらしからぬ高難度の育成SLG。
1年後の次のセリリの誕生日までに、一緒に誕生日を過ごすお友達を作るのが目的です。
なお、誕生日を祝ってくれる、と言うアルルの言葉を信用してはいけない…何度孤独なエンディングを迎えたか…。

【セリリのはっぴーばーすでぃ】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:育成SLG
収録ソフト:DiscStation(雑誌タイプ)Vol.18
対応ハード:Windows95以降
発売日:1998年3月6日
定価:1980円
レーティング:全年齢


今日はうろこさかなびとのセリリのお誕生日…
ところが内気なセリリは今年も誕生日を祝ってくれる友達がいません。
それを見かねた一匹のおさかなさんが、セリリに不思議な石をプレゼントしました。
この石を持っていれば、セリリでも陸の上で行動できるのです。
街に行けばきっとお友達を作ることが出来るはず… 来年の誕生日へ向けて、セリリの努力が始まります。


かなり高難度の育成SLG。
基本的にはヒントなしではクリアできる難易度のものが多かったDSのゲームの中では、トップレベルに難易度が高く、ほぼ攻略情報なしではクリアできない内容になっています。
例えば、条件を満たしたうえで一定期間の間にとある場所に行かないと攻略キャラにそもそも出会えない、攻略にちからのステータスが必要だがイベントを起こすためにはちからが低くないと発生しない、…などという感じ。

育成SLG部分は、比較的オーソドックスであり、あるおけいこをすると一つか二つのステータスが上がり、逆に下がるステータスも生まれる…と言う感じの作りです。
例えば、おべんきょうをすると、ちからのステータスが下がり、逆にあたまとやさしさのステータスが上がります。
こうして下がってしまうステータスがあるとはいえ、総合的に見ると全体的には上がりやすくなっています。
また、ひろうのステータスは、上がりすぎるとびょうき状態になってしまい、強制的に一週間休みになります。

このようにステータスを上げていき、要所要所で発生するイベントをこなしていくことで、キャラクターとの友好度を上げていくことが出来ます。
逆に言うと、ステータスが足らないと、キャラクターとの必須イベントをクリアすることが出来ず、エンディングを迎えることが出来なくなってしまいます。
何月にこのイベントが起こるからこのステータスをいつまでに上げておこう、と押さえておくことが重要です。

それにしてもこういったミニウィンドウでキャラクターがアニメーションする育成画面、なんか懐かしいですね。
このアニメーション画面は良く動きます。ランダムで失敗するのも可愛い(失敗するとステータス上昇率が少し下がります)

ステータスが足りないと、そもそもお友達(知り合い)になれないキャラもいるので要注意。
アルルだけは最初から知り合った状態ですが、誕生日には絶対お祝いするよ!と言う言葉に騙されてはいけないw マジで。条件満たさないとまじで来てくれないんだw 絶対とはなんなのか。
ステータスや友好度の状態、イベントの達成状態により、途中のイベントの会話内容なども異なったりと、これまでの魔導ゲームと比較すると、テキスト量がかなり大きく増えています。
会話の内容もユニークなものも多く、これまでとは違ったキャラクターの一面を見ることが出来るでしょう。
ただし逆に言うと、周回をするのが前提のゲームなので、このテキスト量がネックとなることにもなってしまいますが…

また、おでかけで出会えるキャラクターのいる場所はおおむね決まっていますが、居るか居ないかは運次第となっています。
とはいえ運次第であるとはいえ、ある程度はおでかけでキャラクターに会っておかないと、最終的な友好度が足りなくなってしまうこともあるので注意が必要な場合もあります。

ミニゲームも二種類あり、どちらも面白いですが、こちらの「もももさんがころんだ」は、ちからのステータスに影響されます。
このミニゲームに勝利することも、キャラクターとの友好度に影響するため、出来るだけ勝利しておきたいところです。
ただし、マスクド校長とのエンディングは、ちからのステータスが低いことが条件になる部分もあるために注意が必要。
ちなみにこのミニゲームではルルーの動きがちょっと面白いので必見です。
ミニキャラも可愛いし、本当良くできてるなあ。

イベントは基本的に自動進行で、ステータスにより結果が変わるだけで干渉できないため、ドキドキしながら見守る感じのものが多いです。
これも友好度に影響するため、出来るだけクリアしたいところです。
取り合えず美少女コンテストと武闘大会は押さえておきたいところ。
ちなみに私は筋力ですべてを解決するセリリになっていたため、武闘大会ではルルーから1ダメも受けずに勝利しました。
何このうろこさかなびと怖い…(さすがにワンパン勝利とはいきませんでしたが)

…このうろこさかなびと面倒くさい…

総合的に見ると、アニメーションもよく動く、ステータスの上昇のバランスもいい、と、結構よく出来たゲームだとは思うのですが…
なんにせよフラグ管理が攻略情報を見ないと逃しやすく面倒くさいこと、また、一周が長いため、クリアを逃したときの失望が大きいのが難点ですね。
どうしてもユーザーの時間を大きく取ってしまうゲームなので、もう少し調整して欲しかったなあと言うのが本音です…
ただしその分、エンディングで誰かが来てくれた時の感動はひとしおなのですけれどもね。
当時、攻略情報が足りない中ではほぼクリアできていなかった状況を思い出すと、やはりあまりユーザーに親切なゲームだとは言えないなあと思うのですよ…
もうちょっと作り込めばコンシューマーレベルの作品だっただけに、惜しいなあと思います。

なお、シェゾは登場しますが、攻略できません。シェセリ派の人がどれだけがっかりしたことかw
今回はただの通りすがりの変態さんです。
シェゾったら頭押えてどうしたの? 頭が悪いの? そっか。

次のページに攻略情報をまとめています。

駿河屋

*画像はすべて「DiscStation(雑誌タイプ)18号 セリリのはっぴーばーすでぃ」より。

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