【Win】神武-カムナガラ-(館7版)【アリスソフト】

【 神武-カムナガラ- 】

アリスソフトのむつみまさとさんの個人製作企画作品。
誰もが妄想する長編作品のさわり、だそうです。
残念ながらこの作品一本では未完成、続きが出る見込みもほぼ絶望的です…

【神武-カムナガラ-】
発売/開発:アリスソフト
ジャンル:ノベル
収録ソフト:アリスの館7
対応ハード:Windows98以降
発売日:2004年12月17日
定価:8500円
レーティング:18禁(このゲームは15禁程度ですが、収録媒体が18禁のため)


主人公・高原総司は繰り返し繰り返し少女の夢を見ていた。
「さくや」と呼ばれる少女との別れのシーンを何度も何度も…

総司は孤児院出身で、5歳までの記憶がない。
この全身にある痣の意味だって分からない…が、総司は自分を不幸だとは思わなかった…


むつみまさとさんの個人製作作品…といいつつ、かなり社内メンバーに協力してもらっている作品でもあるのですが。
ライターが本職でない方が書いているので、やや文章は稚拙ですね。
「・・・」の打ち方がシーンごとにバラバラだったり。…っていうか三点リーダじゃないんだ!?

立ち絵やイベントグラフィックは、CGで塗られているのがほとんどですが、顔グラフィック同様、コピック塗りそのままのシーンも多いです。
クオリティより完成を優先させたという感じが伝わってきますね。
物語は、漫画で1話分くらいの短いシーンごとに、話数が切り替わっていく作りになっています。

物語は、全く謎も解けないままに、主人公の旅立ちで終わります。
まさに「とりあえず形にしてみた」と言う感じの作品ですね。
実は、このゲームになっている部分は、本編の過去編なども含め、全3章のあるなかの1章のうちのさわりの部分だけだそうです。
まさに長編作品… とはいえこのゲームは20分くらいでクリアできる短編に仕上がっているのですが。

…なのですが、むつみさんがアリスソフトを退社してしまったため、今後の完成する可能性については、まさに絶望的になってしまっています。
やや中二病的内容ですが、結構好きなテンポのお話なので残念ですね。
同人ゲームとかで出してくれないかなー…無理かなー…

◆スタッフ(敬称略)
企画・シナリオ・原画:ムツミマサト
タイトル題字・鬼デザイン:オリオン
システム:ヤスベ
音楽・効果音データ作成:ネイ
SPCGワーク:ナリタヤ
壁紙・タイトルCG:ヨコ
取込加工ワーク:トンヌラ/ケイ
ビジュアル加工ワーク:チーボウ
スペシャルサンクス:ノディ!
サポート・スクリプト関係:トリ
製作・著作:アリスソフト

駿河屋

*画像はすべてアリスソフト「神武-カムナガラ-」より

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