【 は～りぃふぉっくす 】
きつねのお母さんが主人公のうえ、動物ばかりが出現する、可愛らしいAVG。
可愛い上に操作性がとっつきやすいため、当時女性のプレイヤーも多かったとのこと(＊なお難易度は…)
タイトルは「はーりぃふぉっくす」が正しいという説もあるのですが、少なくともProjectEggでは「は～りぃふぉっくす」として配信されているので、このブログではそういうことで…。
ちなみにタイトルは英字表記すると「HalleyFox」、つまり「きつねよ急げ！」って意味ですね。
【は～りぃふぉっくす】
発売/開発：マイクロキャビン
ジャンル：コマンド入力式AVG
対応ハード：PC88シリーズ
発売日：1984年12月10日
定価：不明
レーティング：全年齢
ロムスの森と言うところに住んでいた、大変仲のいい親子ぎつね。
しかし、子ぎつねは、ロムス病という大変恐ろしい病気にかかってしまったのです。
だけど母ぎつねは思い出します。おばあさんぎつねの予言めいた言葉を。
「お前が母ぎつねになるころに、絶対に治らないロムス病という病気が流行り出す。もしもお前の子供がこの病気にかかったなら、リール神社にある油揚げを食わしてやれ」
母ぎつねは、子ぎつねを助けるために旅立ちます。母ぎつねよ急げ！
は～りぃふぉっくすはコマンド入力式のAVG。
マイクロキャビンが開催したAVGコンテストでの入賞作品を商品化したものだそう。
可愛い動物たちの出演する作品と言うことで人気だったのか、続編も作られました。
続編は今作を遊んだひとにはショッキングなスタートになっているので、そちらを遊ぶかどうかはお好みで…(私はちょっと買うの躊躇しちゃうなあ…可愛いんだけどね…
ゲームのコマンドはローマ字入力になっています。
英語やカナ入力じゃないので、らくちんで助かりますね。
さらに、場所の移動にはテンキーが対応しており、↑←→↓キーでその場から離脱できます。移動できる方向は画面右上の矢印が示しています。まさにらくちん操作です。
ただし、らくちん操作とはいえゲームの難易度は高めです。ゆめゆめ油断成されぬように…
くわえて、「イノシシサンガ、イマスネー。」とか、メッセージもちょっとユニークなのがこのゲームの特徴でもあります。
可愛らしい世界観を楽しみましょう。
うっかりするとデストラップにハマるけど。
ゲームとしては、ちょっとヒントが少ないです。
これを自力でクリアしようとすると、かなり難しいと思います。
そして、ヒントを見ながらプレイすると、びっくりするほど短いんですよね… 惜しい、実に惜しい。
お地蔵さんがいっぱい出てくるんですが、それも意味不明だし、それにこのゲーム、キャラクターと会話をしてもしなくてもクリア出来てしまったり、先に進むために意味があるのかないのかわからない行動が複数あるんですよね。
また、暗証番号を入れるシーンがあるのですが、そのシーンで入れるべき暗証番号の入手箇所がわからなかったり。結局わからないまま、攻略見て進めちゃったんですが…どこにあったんだろう？
きつねらしく「バケル」コマンドがあり、人間に化けてやりすごしたり、鳥に化けて空を飛んだりするのが楽しかったです。
ただまぁそういう面白さはありつつも、やや簡素すぎるかなーという印象も受けたり。
音楽や効果音が一切ない、無音なのは、1984年と言う発売時期を考えても、さすがにちょっと寂しいです。
ただやっぱり元気になった子ぎつねを見れたときはほっとしました。
エンディングの、二匹並んだ親子ぎつねのシーンは感動です。
是非辿り着いてほしいな。
惜しむらくは、このゲームのProjectEgg版、セーブが出来ないんですよね。
本来はAドライブのディスクの入れ替えが必要なのですが、入れ替えに必要なディスクがなぜかBドライブにセットされた状態で販売されており、Aドライブも入れ替えが出来ないのです。
セーブしようとしたらエラーメッセージが出てしまい、戻ろうとしたらそのまま固まってしまいました。
バッドエンド見たくていろいろ試したりもしたかったのですが、これではそれもままならず、残念無念。
ProjectEggで購入した方は、注意をした方がよさそうです(それともこれもなにか対策があるんでしょうか…)
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*画像はすべてマイクロキャビン「は～りぃふぉっくす」より
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