【書籍】ぷよぷよゲームブック① ~ルベルクラクのなぞをとけの巻~【双葉社】

ぷよぷよゲームブック【 ぷよぷよゲームブック① ~ルベルクラクのなぞをとけの巻~ 】

漫画で描かれたゲームブックシリーズ第一巻「ルベルクラクのなぞをとけ」を紹介します。

正確な発売日はわかりませんが、1996年8月9日発行。
一冊目から①とついているので、最初からシリーズ化が予定されていたと思われます。
最終的には、全4冊刊行されました。

作者は甲谷勝氏、作画は牧原ひさと氏。牧原氏はアンソロジーなどでも活躍していたため、なじみがある方も多いかと思います。
魔導物語の流れも汲んでおり、ディープなファンでも楽しめるかも。

ぷよぷよゲームブックは、双葉社のコミックゲームブックシリーズから、全4冊刊行された書籍です。
内容は、通常の選択肢の他、迷路やミニゲームなど、バラエティに富んでいます。
一応、小学校低学年向けというレーディングになっており、実際、子供でも楽しめる作りです。


希少本…なのかどうかはわかりませんが、今となっては入手困難なようなのでレビューしてみます。
まぁゲームブックだし、ゲームブログで扱ってもいいよね。

ぷよぷよゲームブック扉絵。元気満点な可愛いアルルと、いかにも魔王めいたキリっとしたサタン様が魅力的ですね。
ぷよぷよゲームブックというタイトルではありますが、魔導物語の流れを組んでいるためか、魔導Ⅱっぽい展開からのスタートになります。
中身も結構魔導Ⅱっぽいです。

アルルが徒歩で魔導学校へ向かっているシーンからのスタートです。
乗り物を使ってはいけないのも魔導Ⅱと同じですね。
あらすじとしては、一流の魔導師になるために修行の旅に出かけることになったアルルが、戦いの中でルベルクラクのことを知り、ルベルクラクを手に入れようとするお話になっています。
魔導学校を目指すという設定がオミットされているのは、「ぷよぷよ」ゲームブックとして、ぷよぷよの設定を使いやすくするための工夫でしょうか。

ぷよぷよゲームブックこんな感じで迷路からスタート。
用意するように、と指示のある10円玉は、はじいて飛ばして行き先を決めたり、表と裏どちらが出るか、などのミニゲームなどに使います。
迷路はこの先も何度か出ますが、立体迷路だったり、複雑に階段がわかれていたりと、どれも凝ったものばかりです。

ぷよぷよゲームブック魔導Ⅱがモチーフなので、当然シェゾに出会ったり…。
これも迷路ですが、ユニークなルールが採用されていますね。
ちなみにシェゾがチョイ役なのも、いかにも魔導Ⅱらしいですねw
魔導Ⅱの本番はライラの遺跡に入ってからですから。

ぷよぷよゲームブックアルルの色気がさく裂!!
パズルっぽいミニゲームです。これは正解しなくても先に進めちゃう展開ですね。
まぁ魔導Ⅱのころのアルルって色気が…あった…よ…?(GG版はちんちくりん設定できた後だからそうでもないけど、PC版は!!!!

ぷよぷよゲームブックそしてぞう大魔王の出現!
魔導Ⅱにはぞう大魔王出てこないとか気にしない!!
これはぷよぷよゲームブックなので、ぷよぷよの敵が出てくるのは当然のことなのだ!!
ここは選択肢で進むタイプのシーンですが、「戦う」という選択肢があるのが、いかにも魔導物語っぽいですね。
まぁネタバレすると敵わないんですが… 魔導Ⅲでも結構強敵。

そしてオワニモの呪文を身に着けたアルルは、ライラの遺跡でサタンと対峙!!

ぷよぷよゲームブックいかにもぷよぷよらしい迷路が、このゲームブックのラストを飾ります。
オワニモの呪文を覚えたアルルに敵はない!!
さあ、サタンと最後の勝負!!

そして物語の結末は…?
…えっ? 妃にふさわしい? 愛のハネムーン? 何を言ってるんだよぉ!!! ぱんち!!!

そしてカーくんという新たな仲間を得たアルルは、遺跡を後にするのでした…

ぷよぷよゲームブック当時の定価は780円だったみたいですね。
ハードカバーでカラーページも挟んでのこの値段は安い!

牧原ひさとさんの、ぴかぴかきらきらした絵が魅力的!
まさにコミカルで楽しい一冊でした。

今となってはレアな本ですが、少しでも楽しさが伝わってくれればいいなあと思います。
続刊も順にレビューしていきますね。

単行本(実用)<<児童書>> ぷよぷよゲームブック<1>ルベルクラクのなぞをとけの巻(駿河屋)

*画像はすべて双葉社「ぷよぷよゲームブック① ~ルベルクラクのなぞをとけの巻~」より

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