【Win】Lkyt. 按護ルート雑感【parade.】*18禁

按護さん。
この汀の国の最強の戦士の一人であり、思慮深く、実際、頼れる存在です。
出立の際に、与の成長ぶりを見て、次の御前試合では自分の地位が脅かされるのではないかと、与に嘯きますが…
そんな軽口をた叩きながら洞穴に入り… そしてたった一人の生き残りとして、手足を片方ずつ失い、昏睡状態に陥った姿で発見されるという、なんとも気の毒なシーンからスタートです。

というわけで、もうこのルートのスタート地点からしてかなりの地獄です。
だって片方ずつとはいえ、手足を失ってるんだぜ!?
ちなみに、按護さん、と書いて、眠れる森のメス、と読みます(読まねえよ)
いやほんとうなかなか起きてくれない。
ので、逆に、按護さんのルートならば、中盤~後半の戦いのシーンが別のものに置き換わるんじゃないか…と思ってちょっと期待したんですが… まぁそんなことはなかった。
共通ルート部分でもう不具となっていた按護さん、このルートでは、与が、按護さんの看病や日常の世話をすることで、距離を縮めていくことになります。

まぁなんだかんだあって、按護さんの夢の中に入り込み、按護さんの魂を洞穴の中から救い出すことになった与。
それにしても按護さんの、あやかしの声にも惑わされない精神力には恐れ入りました。
ちなみに按護さんは、妻子を持っていましたが、子は奇怪な姿をしていたため生まれてすぐに忌み子として按護さんの手により殺められ、そしてお嫁さんは出産の折に亡くなられています。
その奥さんと子供が、地の底ではあやかしがその姿を取って出てくるわけですね。
それを切り伏せて進もうとしている按護さんの心の強さにはびっくりしました。
按護さんは、奥さんが死んで、それから10年が経つというのに、新しい奥さんを迎えることも、妾を取ることもしていません。
それは自分の子種が汚れて忌み子が生まれるのだとしたら、再度、自分の子を自分で殺めなければいけない苦しみに耐えられないから。
そんなわけで按護さんはもう子を成すのはごめんだと思っています。
一方で、惚れた腫れたはよくわからない、と、与ともども首を傾げたりもしているのですが… …でもあれだけ奥さんを大事にしていたんだし、ちゃんと惚れてたんじゃないのかなあ…と思うんだけど。

えっちについては、義手・義足により負担のかかる場所をマッサージせよ、と言われて、胸や足へと与が触ることで、按護さんが若干興奮してしまい… …というシーンからスタートでした。
ここで初めてアレコレをした時には、与が永羽様に「按護さんをお慕いしております」とか言ったせいで、永羽様がちょっとしたいたずら心なのかなんなんか、気持ちを高ぶらせる香油を、按護に使うように、と与えたため、なんだか割と急展開気味にえっち展開になるのでした。
なお、後半の本番えっちでは、与が花街に行って、性的なテクを口頭で教えてもらった…ということで、割とスムーズに進みます。
童貞で花街言って、話だけして帰ってくる与かわいいな、ってなるんですが… まぁこれも、按護さんに余計な苦痛を与えずとも交わりたいという願いから来たわけですからね。
与君は立派だと思う… ナニはそんなに立派ではないが(普通サイズ

このルートでのバッドエンドは、まだ按護さんと仲良くなっていないときに発生します。
他ルートでもあった宴の席、となりますが、今回は按護さんとも仲良くなってないので、そのままいつものように凄惨な宴となって終わります。
ただ今回は、お母さんである桔梗さんが助けに入ります。勇ましい。
なお、桔梗さんもかなりの使い手ではあるのですが、多勢に無勢、切り刻まれて無残な姿になり…(CGはない
そして与を殺めるために罠すら張った按護ですが、妹も殺めておけ、と言われて、その言葉に苦しんでいるところから見て、やっぱり忌子であっても自分の子供であり… そしてそれを殺したことを本当に悔やんでいるのでしょう、風花ちゃんのことを殺めることはできなかったみたいです。
ああ、風花ちゃんはあのあとどうなったんだろうか…

しかし永羽様の選択は、たぶん本人もつらいものとなっただろうなあ。
今回はだれも与を追うことが出来なかったので、マジのバッドエンドです。
まぁバッドエンドだし多少はね? ベストエンドはまた別の展開になってくるだろうしなー。

まぁそんなわけもないのだが。

バッドエンドが(いつも通りの展開とはいえ)、結構しっかりしている影響なのか、按護ルートのベストエンドはなんかちょっと性急な感じがしました。
うーん…なんか、イマイチ、感情移入するだけの材料が足りなかったというか。
甘酒に、あの宴でも使われている薬を入れられて、それを飲んで眠った与をその手にかける按護さん…
按護さんの気持ちはどこにあったのでしょうか…。
何度、愛するものに手をかけないといけないのか…。
それとも与にたいして、そこまでの気持ちがなかったのかなあ… …やっぱり母乳を与えておかなかったから母性が足りてなかったんかな?(錯乱

そして、心は結んでいるとはいえ、ヤエルさんや長流さんとは違い、不具のからだの按護さんなので、与を追うこともできない。
さらには、按護さんは、与を殺した罪で裁かれ、見せしめに苦しみを与えられることに。
ボロボロになるまで痛めつけられ捨て置かれた按護さんのところに、虚となった与が苦痛に強く反応してそちらへと向かい… そこで物語は終わりです。
ここのボロボロにされる按護さんは、もう見ていてつらいくらいでしt…なんていうと思うか、大喜びで見ておりましたよ。リョナラーなのでグロよりリョナが好き。
思ったよりアレコレやるなぁ!とウヒウヒしながら見ていました。
いやでもやっぱりエンディングキッツいよー、えーん。

ていうか全キャラにグロシーンを用意してるんかこのゲーム? そうだとしたらエグすぎへんか?
しかし按護さんルート、予想と同じくラストは確かにヤエルさんや長流さんとは違ってるけど、やっぱり地獄すぎやろこれ。
沼に引きずり込んで苦しんでいるところに鼻と口を抑えるのはやめろ、死ぬわ。

次はいよいよ最後の攻略キャラで、永羽様です。
果たしてどうなるのか…

駿河屋
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*画像はすべてparade.「Lkyt.」より。

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