【Win】HUSHABY BABY【アリスソフト】*18禁

夏休み前、駅の階段から落ち、あっけなく、あまりにもあっけなく死んでしまった彼女・日羽(ひわ)。
それを受け入れきれず、卓也は逃げるように夏休みを実家で過ごしたが、彼が下宿に戻ると、生前と同じように日羽が下宿のドアの前で待っていた…
曰く、まだ49日経ってないから自分は成仏していない、だから49日を迎えて成仏するまでの残り6日、死ぬまでヤり倒そう!!

幽霊とHする、明るくポップでエッチな日常(非日常?)が始まる…


ずっと姿を消して卓也を見ていたという日羽は、だけど卓也が下宿に帰ってきたというタイミングで姿を現します。
もし、卓也が実家に帰らずにずっと下宿に居れば、もう少し長く一緒に居られたのかなーと思うと少し切ないですね。
ちなみに卓也・日羽のどちらも、名前変更可能(下の名前のみ)

まぁこんなゲームなので、ひたすらH、H、Hばっかりしてます。
シチュエーションは、ふつーにHするのはもちろん、お風呂H、裸エプロンの日羽にいたずらしたり、大学で授業受けつつ日羽にいたずらされたり、遊園地で青空の下でHしたり…と様々。
ただしきちんとH以外のCGも用意されていて、それがじわりと胸を打ちます。最後のデートで、残暑の夕焼けが彼女を照らしているCGはきれいでした。
あとさりげなく着衣差分も結構あったりして。低価格帯だけど力入ってますね。
ちなみにえびちりさんのCGもいいのですが、テキストはアリスでも屈指の柔らかくそれでいてエロティックなテキストを書くふみゃさん。日羽の性格も相まって、いい味出してます。

面白いのがバイリンガル仕様で、関西弁⇔標準語のバイリンガル仕様なところ。
かなりニュアンスの違う言葉になる部分も多く、一本で二度楽しめます。
起動時は関西弁に設定されていますが、ボタン一つでゲーム中でも標準語に切り替わります。
以下が標準語にしてみたところ。

標準語版だと、関西人設定じゃなくなっているので、「それでも大阪人か!」というセリフが大きく変更されていたり、そういった面白い部分もありました。
切り替えつつ、ニュアンスの違いを楽しんでみるといいと思います。

ちなみに個人的にニュアンスの違いが一番面白かったと思ったのがこれです。
関西弁⇔標準語として「あほ」と「馬鹿」の切り替え方が完璧すぎる。
あ、ちなみにryさんも一応関西弁(大阪キタ)と標準語(北関東)のバイリンガルなんですよ。たまに言葉が混じって困ることがあります。ちなみに喋ってて楽なのは圧倒的に関西弁。なんやこう早口でゆえるから楽やねんけどわかる?

基本的には任意セーブはなく、ゲームのロードは決められたそれぞれのシーンに飛ぶ、と言う形になっています。
シーンリストを兼ねてるような作りですが、こういう一本道のゲームならこれも遊びやすくていいかも。

クリアするとCGモードなどが解放されますが、基本CGは22枚+差分となります。当時のアリス作品にしては差分が多いかなと言う印象。差分としては結構大きく切り替わる絵も多く、低価格帯にしては力が入っています。
ただし、開発はかなりドタバタしていたらしく、途中でCG(塗り)担当が変更になったりしたためか、塗り具合の雰囲気の違うCGが何枚かあったのは残念です。
音楽も、いい意味でアリスらしくないコミカルな曲が前半に流れ、後半はしんみりとできる雰囲気の曲を多用していたのが印象的でした(前半の曲はぶろぶろ狂っぽいやつです) これもミュージックモードで聞いてみよう(ミュージックモード専用CGとコメントがあるぞ

どうしても防げない別れ、それも永遠の別れを描いた作品ではありますが、日羽の明るさもあり、最後まで楽しい時間が過ごせたんだなあと言う印象が残りました。
もう二度と会えない別れが来るとわかっている最後の時間だからこそ、充実して過ごせるのかもしれないなあ。
それでも少ししんみり… だけど日羽はきっと、ずっと卓也を見守っているのでしょうね。

余談ですが、ディスク内にゲーム内CGのラフや、ジャケット案などの画像が収録されています。
こちらも併せて楽しもうな!

◆スタッフ(敬称略)
シナリオ:ふみゃ
原画:えびちり
音楽/効果音:Shade
プログラム:WAO
背景原画:よーいちろー/柊浩一郎
CG:ノディ/しきがみあずま/三重紙/ちーぼう
Special Thanks:桜秀蘭/織音/アリスソフト業務部

駿河屋

*画像はすべてアリスソフト「HUSHABY BABY」より

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