いじめられている河本には好きな女性がいた。
彼女だけは河本を笑わない、河本をかばってくれる。
…彼女は自分を好きだから、きっとかばってくれるのだ…
独り善がりな河本の、独り善がりな恋愛は暴走していき…
10分ほどで読了できる短編です。
あらすじについては、学園地獄アルカディアで語られる通りで、独善的な男である河本が、その想いをこじらせてしまい、相手への想いが募るばかりに、体操服を盗んで自慰をしたり、机にぶっかけたり、挙句の果ては相手をレイプしてしまい…という作品です。
CGは自慰シーンと、少女を押し倒している河本の上半身、そして河本の末路… …という感じで、女性のCGなどはありません。
短編ながらも、グラシアスさんの作品らしく、その独善的な考えすらも、丁寧に描写されます。
というか、河本がほかの人物と会話することはほぼないため、ほとんどのテキストは河本の心理描写で進んでいくのですが…。
あまりにも丁寧なので、その想いを理解しそうになってしまいます。
理解してしまったところで、だけどそれは許されない考えなのですが…
しかし、彼はあまりにも哀れなのでしょうね、冒頭であるように、彼がこんな目に合わず、自己肯定感の低さから思考能力すらも奪われてしまって、その結果がこれなのならば、あまりにも哀れです。
しかしグロCGにモザイクないんですよねこれ。いいんですか。ありがとうございます。
リンク
物語本編「学園地獄アルカディア」
DLsite
*画像はグラシアス「理想郷も彼岸まで」より
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