【 学園天国ちりぬるを 】
友情をテーマにしたビジュアルノベル。
ユーザーに過去を想像させる作りが実にテクニカルです。
【学園天国ちりぬるを】
発売/開発：グラシアス
ジャンル：ビジュアルノベル
対応ハード：Windows7以降/HTML5対応ブラウザ
発売日：2023年7月頃
定価：フリーゲーム
レーティング：R15
あまりにもリアルな悪夢から目覚めた主人公・澄(とおる)。
クラス委員の知理斗に「友達を作れ」と繰り返されても、ずっと孤独なままでいる澄だが…
だが、体調を崩し、保健室に行ったところで出会った千寿という、別のクラスの男子生徒に出会い、なぜだか突然「友達になれそう」という感情を抱く…
ところが、やっと友達が出来そうだというところで、知理斗に強く邪魔をされ…
うわーこれすっごい切ないです。
何が起きたのかが想像するしかないけれど、その想像が嫌な方向にあたってしまいそうですごく苦しい。
手に入れたものがその手から零れ落ちてしまう時ってあるじゃないですか。
どんなに苦しみあがいても、もうあきらめるしかない。
友情なんて、結局「一瞬人生の線が交わった瞬間」の連続でしかなく、それの線が途切れてしまうこともあるけれど、捻じれて嫌な状態になることもありうるわけで…
これ年齢制限がかかったものでもいいので、ぜひまた完全版として読みたいと思いました。
二人の過去はこの時点では想像に任せているけれど、だけどきちんとした解答を見届けたいというか…
本当にこのシリーズ大好きなんですよね…
しかしクラス委員長たちの姿がアルビノっぽいのがツボだ。
色素薄くて美しいよ。
暗い色彩のこの世界観において、いかにも異色で、世界のよさを際立たせていると思います。
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*画像はグラシアス様「学園天国ちりぬるを」より
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