【Win】ランスⅥ -ゼス崩壊-【アリスソフト】*R18


ある日、いつものようにギルドからの依頼を受け、廃坑へと潜ったランスと奴隷のシィル。
(通りすがりの冒険者の女の子に手を出しつつ)燭台を探し出す…という簡単な依頼は難なく達成したのだが、しかし依頼主である貴族へと会うと、なぜかシィルを主人、ランスを奴隷であると誤解をしてくるのであった。
その言葉に反抗したランスは眠りに落ちる魔法をかけられてしまい…、気付いたときには「奴隷観察場」という、奴隷とモンスターを戦わせ、何日で死ぬのかを賭けるという、悪趣味な施設へブチこまれていた…

そう、この国はゼス。
魔法使いたちが強い権利を持ち、魔法を使えないものは虐げられている国だったのだ。

そして、同じく奴隷観察場にいた胡散臭い青年・アベルトの手引きにより、なんとか脱出し、この非道な国・ゼスを変えるべく活動するレジスタンスへ身を寄せることになったランス。
そこでレジスタンスの代表をしている少女・ウルザをコマし、自分に従わせることを約束させたランスは、レジスタンスの裏番として、かわいい女の子とエッチするために動き始めることになる…。


このゲームは…

エロを見るためのRPG、として発売された、3DRPG。

平成を駆け抜けた、30年続いたエロゲ―シリーズ「ランス」シリーズの、久々の大型タイトルです。
鬼畜王以降、なかなか新作が出せず、数年間シリーズが止まっており、その後小規模のタイトルとして復活したものが「ランス5D」だったのですが、ランス5Dは数時間~1日程度でクリアできるミニマムな作品だったため、このランスⅥは大型のフルプライスとしては久々だったのでした。
ランスシリーズは立て直され、鬼畜王からは設定も刷新され、エンディングまで駆け抜けていくことになります。

仕様

システム

レジスタンス組織を拠点として、拠点からイベントを選択し、ゲームを進めていく、というシステムの3DRPGです。
イベントを選択すると任務が発生し、その任務に応じて入れるダンジョンが増えたり、制限されたりします。任務を進めていくことで、シナリオも進行していきます。

イベントはストーリー進行や、キャラクターとの親密度(FP)をあげることで選択できるようになり、それらのイベントを選択するには、「蟹玉」「猿玉」「鷲玉」などというアイテムを決められた数を消費することで選択でき、そしてこれらの玉は、ダンジョン内で戦闘回数をこなしたり、特定のオブジェクトに触れることで得られる「冒険功績」というポイントを得ることでもらうことができます。
冒険功績は一度ダンジョンから出るとゼロに戻ってしまいますが、長く潜っていると玉以外にも武器防具の強化のためのアイテムも得られますので、無理のない範囲で頑張りたいところです。
ただし、イベントを進めるためには都度ダンジョンに潜って玉を集めるという形になるために、シーンが変わって新規イベントが複数選べるようになったりしたタイミングなどには、ちょっと面倒なシステムではあります(後述するTADAさんのパッチを当てることで入手が楽になります)

拠点イベント

上記した通り、蟹玉、猿玉、鷲玉、を利用して見ることのできるイベントです。
特に報酬のない汎用イベントなどは、玉の消費がないものもあります。

蟹玉(おいしそう)は、シナリオにかかわるイベントが多いです。
メインシナリオを進めるためにも、この蟹玉が必要になったりします。
また、キャラクターのFPにかかわるイベントでも、蟹玉の消費が指定されているものもあります。FPを上げると様々なメリットがあるため、玉に余裕があるときには選択したいところです。
ちなみに蟹玉が余った時には、何かアイテムのもらえる「ガチャガチャ」を選ぶこともできます。シナリオ上、余るときも結構あるので、そういう時は遊んでみましょう。なお、世色癌が出ても文句は言わないように。

猿玉は、エッチイベントにかかわるものが多いです。
CGのない汎用エッチも、才能限界(レベル上限)解除のために行いたいし、エッチをするとなぜか不思議な力でキャラクターが強くなるため、余らせないようにしたいところ。
FPにかかわるイベントでも、蟹玉との二種の玉の消費で選択できる場合もあります。

鷲玉は、キャラクターの成長にかかわるイベントが多いです。
FPを上げていくと、新しいスキルを覚えたり、ステータスやスキルの威力を上げたりできるのですが、その場合に消費されたりします。
FPを一定値に上げたときのボーナスは、回数が決まっているため、ちゃんと考えて無駄のないように選択しましょう。なお、セルさんのイベントで、ランス改心、を選んでも、こいつは改心しないので、こういうのを選んでもダメですよw 罠の選択肢がちょっとあります。

拠点イベントは短くも、キャラクターたちが生き生きとしているものばかりです。ささやかに見えるけれど、総テキスト量で言うとかなりのものなんだろうなあ。
特定のキャラは、FPを上げきり、拠点イベントをすべて見ることで、スペシャルイベントが発生、キャラクターコンプリートとなります。
このコンプリートは、クリア後のエンドコンテンツの真エンドを見るために必要です。

ダンジョン

一般的な3DRPGです。
ダンジョンは3DCGで描かれるため、ややPCスペックが必要(とはいえもう20年前のゲームなので、現在では安価なノートPCでも動作可能です
ダンジョン内の操作は、マウス、またはキーボードとなりますが、いくつかの操作パターンから好みのものが選べるため、かなり快適です。

かなりマップは広いですが、サクサク操作のために面倒さはないです。
エンカウント率も高くないので、探索は快適。

入れるダンジョンはゲーム進行具合と、現在のミッションによって変わりますが、常に入ることのできるダンジョンもいくつかあります。
ダンジョンはマップの埋まり具合によって報酬アイテムがもらえるため、アイテムを得たいならば、一度しか入れないダンジョンには、慎重に進めていく必要があります。

ダンジョンに連れていけるメンバーは、最大16人とかなりの人数です。
この中から、前衛3人、後衛3人の、6人までのパーティを組む、という形。
大半のメンバーは固定になっており、一部のメンバーのみ待機させ、入れ替えすることができます。
また、ダンジョンによって入れる友好度(FP)が決められているので、ランスと仲のいいメンバーでない場合は連れていけない場合があります。
ダンジョン内では、戦闘のたびに、キャラクターごとにそれぞれ決められているSP(行動回数)が減ります。
これが尽きると、キャラクターはパーティを抜けて控えに入り、一度拠点に戻るまではお休みとなります。アイテムによってパーティに復帰させることもできますが、SP回復アイテムはお店で購入できないアイテムなので、残量と相談しつつ、基本的にはパーティメンバーを入れ替えつつ進めていくことになるかと思います。

ダンジョン内では、イベントがオブジェクトとして置かれているので、それに触れることでイベントを進めることができます。
ランダムエンカウント以外のボス戦イベントも、オブジェクトとして置かれているため、強敵の発生を見据えて、戦闘の準備をすることができます。
これはイベントを予期出来てしまうので、あまり好まない人もいるかもしれませんが、残りの戦力を見て、セーブのために戻るタイミングなどを見計らったりできるため、面倒さがないシステムで私は好きです。

戦闘

最大6人vs6体のターン制バトルとなります。
ただし、敵は最大6体まで控えが存在する場合があったり、大型の敵が出現して2体のみ画面に現れている、みたいな状態になることも。
特に固定の強敵や、ボス戦などには注意が必要です。

このゲームにはMPはありません。
その代わり存在するのが「溜め」です。
一般的な攻撃手段、回復手段などは、溜めなしで使用することができますが、特殊な技、強力な技などは、溜め1ターン、もしくは2ターンなどの溜め時間が必要になります。
ランス君の必殺技「ランスアタック」も溜めが必要な攻撃です。
ただし、一部のスキルについては、FPを上げたときのボーナスで、溜め時間を短縮することができます。
溜め攻撃は強力ではあるのですが、溜め中にダメージを受けると、溜めが解除されてしまうことがあります。一部装備品などで解除されにくくなるため、イベント戦でランスアタックが使いたいときや、殺ちゃんのような溜めが必須のキャラクターには、そういった装備品をつけると楽になるかもしれません。

また、戦闘の経験値はダンジョンによって固定となっているのですが、ただしパーティにいるメンバーのレベルによっては、取得割合が減っていきます(ただし、才能限界のキャラクターはパーティに入れても割合は減りません)
本気でボスに挑む場合には、多少割合が減ることは仕方ないとしても、レベル上げの際にはバランスに気を付けましょう。

戦闘でアイテムを得ることはありませんが、戦闘を繰り返すことで先述した冒険功績を得られ、それにより消費アイテムなどをもらえることはあります。

エロ

エロを見るRPGなので、当然エロシーンは多いです。
エロは、ダンジョン内のイベントとして用意されているもの、拠点で仲間の女の子たちとエッチするイベントとして見られるもの、女の子モンスターを捕獲して少しゲームを進めると仲間キャラクターのタマネギの拠点イベントとして「調教の成果」として見られるもの、の3種類に大別できます。

まずダンジョン内のイベントですが、これは敵対する女の子をこらしめたり、襲われている女の子を助けるついでにいただいちゃったり…などのシチュエーション。
今回は、敵対組織が複数あるので、こらしめエッチが多いような印象はありましたねー、魔人や使徒ともエッチするため…
ただし、ダンジョン内というゲーム攻略の途中も途中で挟まるエッチイベント、であるためか、テキストはあっさりめ。かなりすぐに射精します。早漏というべからず。ランス君は絶倫なのですぐ出しても許されるんです。

拠点のイベントは、汎用エロも多いんですが、女の子と仲良くなり、約束を果たすことでエッチをする、などのシチュが多めです。
こうしてみると結構ムリヤリするばっかりじゃないんだよなあ、ランス君。知り合ったあとなら、女の子が嫌がっているなら手を出さないこともまあまあありますね。
シナリオが進むと新しいエロイベントが当然発生するので、頑張ってシナリオを進めようってなりますね。エロはモチベーション。もちもち。

タマネギの調教イベントは、女の子モンスターを捕獲したあとに拠点イベントで選択するとみることができます。
こちらは好きなタイミングで再生するタイプのイベントであるためか、テキストが結構ねちっこく描写されます。曲の淫靡さも相まってアヤシイ雰囲気です。
タマネギ視点でのエロ描写なので、好き嫌いは別れるかもしれませんが(ちょっと笑っちゃうときあるし)、私はこの淡々と女の子モンスターの反応を見ている感じは結構好きかな。
ちなみにタマネギって大悪司にもいましたが、あのタマネギをちょっと若い時にすると、このタマネギになるようです。ここから髪の毛が後退するのかな? ちなみに妻子持ちだ。

なお、鬼畜なシチュエーションも結構多めです。まあ鬼畜戦士ランス君のシリーズなので当然ですが。
処女でイっちゃう女の子も多少はいますが、基本的には痛がるようなシチュエーションばかりです。流血しつつ痛い痛い泣いてる女の子はいいぞ。
また、女の子モンスターも調教シチュということで、多少キツいものも混じっています。ゾンビエルフのエッチには結構びっくりするw これ商業でやっていいんだ!?

評価

ストーリー

魔法使いのための国家・ゼスを改革するためのレジスタンスに所属し、タイトル通りゼスは崩壊する上に、さらには魔族たちの魔軍たちの動きまでも描いた作品です。
シナリオは一本道ですが、レジスタンス活動として牢に女性を助けに行ったり、ゼス四天王の塔へある装置の破壊のために向かったりと、ランスの行動はガッツリ描かれます。
しかし、拠点をベースに移動するというシステムの制約上か、シナリオとしては壮大なはずなのですが、あっちこっちに拠点を移して冒険するランスⅢよりも却って小粒な印象を受けてしまうのが不思議。
後になって思い返せばあちこち行ったはずなんですが、でもやはり拠点からダンジョンを選ぶというシステムで、ダンジョンとダンジョンを結ぶ通路を歩いたり…みたいな部分はないとなると、そういう印象になっちゃうんですかね、なんだか不思議ですが。

そして今作も鬼畜戦士たるランス君の行動はめちゃめちゃです。
女の子とエッチするのが目的なので仕方ないですが、かわいい女の子と仲間になりたいからとレジスタンスの男チームのメンバーとモメて斬り殺したり、派手な行動をするべきだからと混乱を招くためにゼスどころか人間たちの住む場所すら危険に陥らせるような結果を招いてしまったり。
しかしこいつの辞書に後悔の文字はないから仕方ないです。しゃーなし。

シナリオを彩るキャラクターたちについては印象に残るキャラクターばかりで、これまでのヒロイン達も魅力的に書かれていました。そしてランスを奴隷観察場に送ったぷるるっとその娘エミなどの敵役もそうですし、今回の新ヒロインとしてやってきたマジック、出番は少ないながらも人気の出たアイスフレーム3人娘、そしてアイスフレームの孤児院のキムチさんに子供たち、ゼスの二等市民の意見を代弁してくれるロッキーなど、新規に出てきたキャラクター達もいい感じです。
サブイベントには、鬼畜王のゼスの市民たちも何人か顔を見せていますが、リニューアルされており、以前とは違う一面を見ることができます。

そうそう、ゲーム終盤で、ランス君がアイテムを届けに行くイベントが発生し、「なんで俺様がお使いなんか」みたいなセリフがあったのですが、ここではっとしたのですが、このゲーム「お使い」という印象を覚えるイベント・ダンジョンがほぼないです。
ゲームシステム上、依頼を受けてそれを達成する、というクエストを中心に進めるのですが、このクエスト、大体「ランス君がヤリたいことを目的にして定められる」ものが多いからですね。
「お使い」の印象を省いてここまでの規模のシナリオを作り上げてるのすごいですよ。
もちろんお使いイベントがないわけじゃないんですが、それにしてもダンジョン内でもエッチイベントが発生するのもあり、ランス君の限度王もそっちが目的に切り替わるためか、そういった感想を抱かせないの、本当によくできています。

ゲーム性

キャラの育成、ダンジョンの構成、やりこみ具合なども十分で、アブラの乗っているときのアリスという感じで、高評価です。

ただしキャラの育成は特定キャラを除いてはレベル50ちょい程度で止まってしまうのが残念かな、まあこれはランスシリーズというかルドラサウム大陸を舞台にしたシリーズとしては、それぞれの才能限界というシステムが用意されているので仕方ないのですが(…にしては脱法上限アップ法が用意されすぎているとは思うw
なんにしても、エンドコンテンツが用意されているゲーム、である以上、レベル制限の中でやりくりしないといけないのは、ゲームが上手い人間じゃないため結構キツかったw
実はハニーキング倒せてないです。グナガンも…(*エンドコンテンツ常連の方々

今作も当然、ランスのレベルアップに応じて、ウィリスさんがストリップしてくれるサービスがあります。うれしいね。
なお、ランスⅣでは経験値をふっとばしたり、ランスVでメインのレベル神を務めたミカンは、今回はイベントにちょこちょこ顔を出し、ランス君のせんずりを目撃したり、謎の食材・いかなごと引き換えにお金や鍵をくれたりします。ぎょるぴー。なんとミカンの被害は…ない! ミカンちゃんも成長しましたね。
育成にはほかにも、消費アイテムを使ったものがありますが、好きなキャラにドーピングアイテムをつぎ込めるのはうれしいものです。
使用するとレベルが下がってしまう、という毒入りのドーピングアイテムもあるのですが、一気に使って大幅にレベルを下げたりしなければ、問題なく使える範囲のものでした。一時的に弱体化してでもこのキャラを使いたい、って気持ちあるものね。

ダンジョンの構成もそこまで難易度が高くない、謎解きの少ないものが多いという印象。基本的には謎解きで詰まるような要素はほぼないです。スイッチを見つけたら操作して、そしたらなんとなく先に進めます、程度の難易度。たまに一方通行の通路があったり、パーティを組むのに制限があって参加できないキャラがいたり、現在は入れない場所があるために後から再度挑戦する必要があるものがあったり、というものはありましたが。
例外として「電卓キューブ」という特定キャラの最強装備を取りに行くダンジョンだけが、謎解きが厄介でした。これは数字の書かれたマスを一定合計数が残るように踏むというダンジョンなのですが、どうやったらクリアできるのかもピンとこなかった…ので攻略を見ましたw
まあでもダンジョン内でもエロイベントが起こるということを考えたら、エロを見るゲームとしては十分なのかもしれませんね。
個人的には、3DRPGでスイッチを入れたりアイテムを使用したりの謎解きが好きなので、ちょっと物足りない部分はありました。
でもまあダンジョン内でも、エロ以外の会話イベントなどもちょこちょこ用意されているので、退屈することはほぼないです。

エロイベントも、ゲームを進めていくとほぼ埋まっていく感じなので、ほぼ取りこぼしは発生しないはず。まあサブシナリオを無視してメインシナリオばかりを進めるみたいな天邪鬼をしている場合はわかりませんが。
女の子モンスター収集は、これは好きな人にはたまらない感じですしね。手加減攻撃などを覚えたキャラクターをうまく利用して、倒さないように気を付けつつ弱らせて捕獲、っていうバランスがホント好きです。
ギリギリ体力が残るだろうと計算を見誤り、うっかり倒しちゃうのもまた一興。

CG閲覧、回想モードも、使いやすくていい感じです。タイトルに戻らなくてもこれらのシステムへとアクセスできるのはやさしいね。

グラフィック

今回のキャラクター、CGのメイン原画はランス5Dに続いて織音さんで、サブとして女の子モンスターのエロにちょも山さんとMIN-NARAKENさんが参加しています。
これまでの作品ではヘルマン皇子のパットンなどの一部キャラがぷりん氏の線画でしたが、今作では織音さんに統一されています。
どれも質が高く、塗りも丁寧であるため、息子が喜ぶエロ度なのですが、残念ながら差分が存在しないものがほとんどです… お気に入りのキャラクターであるアイスフレーム三人娘は特にエロが薄くてちょっと寂しい。

ダンジョンは3DCGとなっていますが、こちらはビジュアルがちょっと甘いかなという印象もありました。まあ3DRPGで平面的じゃない壁、っていう表現が難しいのは仕方ないんだけど。
ただダンジョンの移動に伴って戦闘背景がころころ切り替わるのはかなりいい表現でしたね。1度か2度程度しか使われないような、マップの狭い場所でも背景が切り替わる凝り具合はすごい。

戦闘ドット絵は、アンチエイリアスがかかっているもののシャープ感を残したデザインで統一されており、過去のアリスからもイメージを崩さない雰囲気になっています。
これらは、一部のキャラを除き、ポーズに素体が用意されていて、それにキャラごとの違いを肉付けするように書かれています。女の子キャラがみな同じようなポーズで、足の角度も一致しているのが顕著でしょう。でもどれも出来が良くかわいいと思います。
一方で男性キャラは特徴的な骨格のキャラが多いため、ポーズに違いがあったりして、戦闘キャラは男性の方が優遇されているような気が。
アニメーションの動きは枚数が用意されておらずやや物足りないですが、敵味方どちらもキャラ数が多いことを考えるとこれくらいでも不満はないです。

音楽・効果音

ゲーム規模を表すかのような壮大な曲が多く、名曲ぞろいです。
一方でダンジョンなどによってはユニークな曲もあったりして、そのギャップが面白いですね。
ハニーのテーマ、シィルのテーマ、我が栄光など、おなじみの音楽で続投されているものも多いですが、この作らしいアレンジになっています。
公式のサントラが出ているので、気に入った方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね、私は購入しました。

足音の効果音についてですが、地面の質感によって音を変えているのが細かいです。森などを歩くとき、そこから地下のダンジョンに入ったとき、金属の階段を昇り降りするとき、などの表現の違いが面白く、これが地味な点ながらも印象に残りました。
Hシーンに効果音がないのはちょっと残念ですが、まあこのゲーム、濡れ場をしつこく描写するタイプではないのでこれくらいでいいのかも。

まさか20年前のゲームなのにまだボイスがないというのもビックリですが、まあボイスがないのも長く続いたこのシリーズらしくはある。
古くから続いたシリーズなので、イメージを損なわないためにあえて搭載しなかったのだとは思いますが、やや描写がシンプルなため、声がないのがさみしいと思う面もあります。
少なくともOVAでランスとシィルの声のイメージはすでにあったはずなので。

その他情報など

企画のTADAさんのブログで、非公式の大規模修正パッチが配布されています。
このパッチは、取得経験値の増加や、イベントを進行させるためのアイテム(玉)の入手のしやすさのアップなどの内容が盛り込まれていますので、サクっと遊びたい方はこちらを利用してもいいと思います。
パッチを当てたら遊びごたえがなくなるかというとそんなこともなく、RPGとしてのバランスを崩壊させない程度の難易度になると感じました。
もともとの難易度が高すぎるというわけでもないですが、イベントを発生させるためのアイテムに関しては、少々入手が面倒な部分がありましたので、個人的にはパッチを利用するくらいでちょうどよかったです。
高難易度が嫌いなわけではないですが、レベル上げやアイテム・お金稼ぎはあまり好まないもので…。

なお、TADAさんのパッチを当てても、公式特典の殺ちゃん追加パッチは使用できます。
これは、大悪司のメインキャラの一人、殺ちゃんを、プレイアブルキャラクターとして追加できるというパッチです。追加した殺ちゃんは、キャンプとフレンドポイントのイベント以外が存在しないサブキャラ扱いで、バーナードやアイスフレーム3人娘と同じように、パーティから下げることができます。
ただしそもそも殺ちゃんパッチは通常版に付属の特典のため、廉価版やDL版では使用できない、ので注意が必要です。
まあ殺ちゃんはあくまでもこのゲームではサブキャラで、高火力を誇るものの、攻撃はすべて溜め攻撃が必要、と、使い勝手については意見が分かれるキャラクターになっています。
また、FPの上限が低めのため、どうしても連れていけないダンジョンが発生します。
まさに、追加必須ではないオマケキャラという感じですねえ。
ちなみに殺ちゃんパッチのディスクにはオマケ画像軍が収録されていますが… ネタバレと、世界観を壊すようなものが含まれているために、閲覧注意ですw

各種リンク

アリスソフト公式サイト
ランスⅥ公式サイト

攻略Wiki

DLsiteで購入

駿河屋(通常版)

駿河屋(殺ちゃん追加ディスク)

*画像はすべてアリスソフト「ランスⅥ-ゼス崩壊-」より

クリックしてくれると励みになります。

にほんブログ村 にほんブログ村へ 

コメント

タイトルとURLをコピーしました