【Win】ランス -光をもとめて-【アリスソフト】*R18

ランス

ギルド長のキースに、「可愛い女の子」が関わる仕事をもらいに来たランスは、美しい少女の写真を見せられます。
その少女はブラン家の次女、ヒカリ。そして、ヒカリが行方不明になったため、彼女を探してほしい、という依頼でした。
ランスは、自分が所有する奴隷のシィルを、ヒカリが姿を消したというパリス女学院に入学させ潜入捜査を命じ、自分もその女学院のある城下町へと急ぎます…
というお話。


そう、光をもとめてというタイトルはここからきています。
ヒカリちゃんを探すので「ヒカリをもとめて」ってこと(一応エンディング付近に、出口と言う光を求めるシーンもあるのですが、ちょっとこじつけめいてますね)

このゲームはたくさんの機種に移植されており、つまりいろんな環境で作られているんですよね。
もしいろんな機種を動かすことができる環境の方がいたら、ぜひ見比べて遊んでみてほしいです。当時の、色の制限や画面サイズがばらばらなスペックで作られたものたちなので、結構絵が描きなおされてたりする。面白い。

ランスゲームを始めると、まずメニューはアリスの館になっており「初めての方は[変更点]を見てね」と書かれてる…んですが、Windows版には[変更点]のメニューがないのであるw
(たぶん移植前のPC98版とかMSX版にはあったんでしょうけど…)
機種によってはアリスの横の四角のディスプレイに何か絵が描かれていたりもしたような気もするのですが、ウィンドウズ版にはそれはないんですね。ちょっと残念。
ランス当時、チャンピオンソフト(アリスソフト)にはAVGを作る環境しかなく、RPGをその環境で無理やり作った…とのちに語られているように、AVGライクなゲーム画面になっています。
移動もこの通り。
マップ上で赤くなっている場所(この画像では左上です)が現在地で、そこから東西南北の選択肢で移動します。
建物のある場所に移動後、「入る」を選ぶことで建物に入る…という、かなり面倒な仕様です。
とはいえ、当時はこういった移動システムのAVGも珍しくなかったので、あまり面倒だとも思われなかったのかもしれないですね。
というか現在地がわかりやすくなっている分、この移動システムは使いやすいほうですよね。
…まぁでもマップデザインとしてはちょっとややこしいですけど。あんまり見やすいとも言えないし。
あと公園抜けないとお店に移動できないというの、町のデザインとしてどうなの…とも思いますw
この辺りは、当然リメイク版で改善されていますが。町のレイアウトも無難な感じに整ったし。
ランスパリス女学院で、シィルを呼ぶと、シィルが出てきて回復などをしてくれます。
もちろん、潜入して得た情報を提供してくれたりもします。…あとお金もカツアゲできます。ひどい!
ちなみに一作目は、なんとランス君が魔法を使えるのです!
が、その魔法は、シィルちゃんを襲った時に、どういった順番で愛撫して挿入したか、によって、ランス君が習得する魔法が変化するのです。
そんなんわかるか! うーん古いゲームらしい不親切っぷりw 嫌いじゃないけどw
ちなみにシィルちゃんはまだこの時点では、ランス君とのエッチには不慣れなようで、ランス君がこのように悩んだりもします。
えっちなゲームって女の子は初めてでも大体よがるものなのですが、ランスシリーズにはそうじゃないパターンも多いですね。かわいそうな女の子が好きなTADAさんの趣味かな?
ランスダンジョンなどのマップも、街中と同じように現在地から東西南北を指定して移動します。
戦闘は、移動に伴うランダムエンカウントのほか、「獲物を探す」コマンドを選ぶことでも行えるため、かなり楽にレベルを上げることができるはずです。
ちなみにフィッスネちゃんやハチ女など、のちにおなじみになる女の子モンスターもいますが、まだこのころには、特にエッチなイベントなどは起きません。
…っていうかこのピクシーフォックス、腕がない気がするんだけど。どういうデザインなんだろう?
なお、敵キャラのグラフィックは、TADAさんが描いたものも大幅に含まれているみたいです。グラフィッカーじゃないメンバーが描いている、というのも、古いゲームらしくて面白いですね。
ランス戦闘後はレベル屋さんでレベル上げです。
今作では、レベル神ウィリスはまだ人間なのですが、そもそもウィリスという名前もなかったりしますw(名前を聞くと、メタネタで「作者がめんどうくさがりだから(考えてない」的な事を返されます)
この、レベル屋という発想も、一見独自システムのように見えますが、これもAVGのシステムを使って無理にRPGを作ったこと、により生まれたものらしいです。アリスが使っていたAVGの骨子では「戦闘後に自動でレベルアップ」の処理が難しかったらしく。
ツールがどういう組み方をされていたのかわからないですが、この機能のおかげで、独自のレベルアップシステムになったのは、いい方向に働いた、という感じがありますね。
ランスお店の会話なども、「見る」「話す」などの、昔懐かしいコマンド選択式。
情報を集めるのもやや面倒に感じますが、この作品では、会話の回数などで得られる情報は、そこまで重要なものはないような感じでした。
というか町の人たちもみんなアクが強いから、会話が成り立たない子も珍しくないw
昔から、個性的なキャラクターは多かったですね。
このミリーちゃんは不幸体質で死にたがりな女の子なのですが、ランスⅢで再び登場します。おおっ。
さらにリメイクであるランス01で大きく手が入り、人気キャラとなりました。
ランスこれぞわれらがランス君!というお顔ですw
小規模なゲームのボリュームのゲームではあるのですが、エッチイベントの割合は多く、遊べるエロゲ、としてはかなりの良作だと思います。
エッチに条件を出してくる子も多いですが、そこまでキツいというほどではありません(アイテムを持ってきたらエッチしてもいいよ→わりとあっさりアイテムが見つかる、とか)
エッチイベント以外でも、細かなイベントのたびに新規にCGが出てくるあたり、当時の作品らしくていいですね。
かなり贅沢なCGの使われ方をしている…! ゲーム容量としてもかなり小さめ(ディスク枚数少な目)なのにすげー!と思います。
ランス

「シィル! ついてこい!」「はい! ランス様、どこへでも!」

ランス10でも期待される、ランスとシィルのやりとりです。
早く二人のラストを見届けたいです…!


■キャラクター紹介

ランスランス
われらが鬼畜戦士。
レベル10のファイターなので、ある程度経験を積んでいるはずですが、装備品もゴールドも一切合切家に忘れて冒険に出てくるうっかりさんである。
今作では、地の文も担当しているのもあり、女の子に敬語を使ったりするキャラブレが少々あったりもします。
まだセックスのテクニックが甘いようで、大体の女の子はランス君にアレコレされて痛がります(やったね!)

ランスシィル
シリーズを通してのメインヒロイン。
レベル13の魔法使いで、15000ゴールドでランスに購入された奴隷の少女。
アリスの館にあるキャラクター紹介によれば、シィルちゃんは服従の呪文がかけられているとは語られていますが、同時に「すでに服従の呪文は効力切れという話も…」と、この時点でもう記載されています。つまり…?
以上、ランス初代のレビューでした!
ランス君一人旅の小規模なゲームなので、気軽に遊べるのがいいですね。
リメイク版も独特なルールに変更され、なかなかにいいのですが、こちらの原作版のほうもプレイしていただきたい一作です。面白いよ!
*画像はすべてアリスソフト「ランス-光をもとめて-」より

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