その魔の力で、聖なる樹を激しく傷つけた上に一人の男を残酷に殺した魔女、という嫌疑のかけられた可憐な少女。
だが、裁きの場で、少女は震える声で真実を語り始める。
病魔から逃げるため、その田舎の村にやってきた少女は、村ではいないように扱われている青年と偶然知り合います。
村の疫病神扱いをされているその青年は、少女がいらぬ疑惑をかけられぬように、少女を避けますが、少女は青年の心の壁を踏み越えてきて…
妖精が住んでいるのではないかと思えるその神木のふもとで、青年と少女は、神木の果実を食べたり、森の仕事をこなしながら、親しくなり、惹かれあいます。
そんなおり、青年は、彼を毛嫌いする村長の息子に、少女と話していたことを見とがめられ、激しく攻め立てられ、正当防衛ながらも人を傷つけてしまうことに。
村の厄介者は、完全に罪人とされて、裁きを待つ身になってしまいます。
くすくすくすくす…。その笑い声は、樹に宿る妖精のもの。
青年を自分のものにしたがる妖精は、青年の心のタガを外し、欲のままに行動させます。
そして妖精は青年を呼び…
青年を追った少女が見たものは…。
そして、悲しい事件の真相はどんなものだったのか…。
色々と考えさせられる話。
すべてにおいてかわいそうな立場になってしまっている青年と、それをなんとかしたがる少女。
だけどその行動はエゴだったのかもしれないと問いかける。
この時期のアリスソフトきっての実力派のシナリオライター・上田庄吾氏のシナリオはさすが、唸らせられます。
というか、ひとりであり複数、複数であり一人、の人外娘さんはえっちですねえ！
そして人外×女の子、の百合もいいものです。
◆スタッフ
プロデュース：TADA
企画＆シナリオ：上田庄吾
キャラクター原画＆ビジュアル背景：むつみまさと
画面デザイン＆CG総括：佐伯たかし
〔のべべ〕プログラム：WAO
〔System3.8〕プログラム：妹尾雄大
背景原画：柊浩一郎
音楽：DRAGON ATTACK!
音響：Shade
SpecialThanks：ALL Alice Soft STAFF
駿河屋＊画像はすべてアリスソフト「妖精」より
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