【MSX2】DiscStation創刊号【コンパイル】

【 ディスクステーション #1(創刊号) 】

1号ですが、実際には創刊準備号(0号)があったため、実質2号みたいなものです。
創刊準備号は980円だったため、値段がほぼ倍の価格になり、その代わりディスク枚数が増えています。

タイトルの女の子、一見垢ぬけてないように見えるんですが、結構おしゃれですよね。
チェックのシャツに黒スカート、ストッキングはかなり高ポイント。

【ディスクステーション創刊号】
発売/開発:コンパイル
ジャンル:バラエティ(ゲーム+デモ)
対応ハード:MSX2/MSX2+
発売日:1988年10月8日
定価:1980円
レーティング:全年齢


マニュアルは非常に簡素で、メニュー内のインフォメーションで大体のゲームについての解説が記載されています。
ここでは収録されたゲームについて紹介していきます。
ベーシックコーナーに多数のゲームが収録されているため、遊びごたえは満点です!

・アレスタ DSオリジナル面アレスタのDSオリジナル面を遊ぶことが出来ます。
どうしてもアレスタは苦手で…背景がにぎやかな分、敵機が見づらくて避けられないんですよね。
なのであんまり遊んでいません…すみません。
しかし、アレスタの特徴の高速スクロールステージは十分堪能できるぞ!

・ゼビウス From MISSION2 DSオリジナル面(ナムコット)

有名STGのDSオリジナル面。なんと豪華な収録内容!!
バキュラは256発撃っても壊れません。

・ぎゅあんぶらぁ自己中心派 宣伝デモ(ゲームアーツ)タコ度(?)を判定できる機能付きの、有名コンピューター麻雀の宣伝デモ。
麻雀をまったく知らないので、タコと言うのが何を表しているのかはわから理ません…ぎゅあんぶらぁの独自の言葉かもしれませんが…
なおこのゲームは環境により喋る、とあるので、魔導よりも先にサンプリングで喋りまくるゲームだったのかもしれません。実際の製品をプレイしたことないのでわかりませんが。
ROMカセット1本で、MSXでもMSX2でも遊べるのがウリだったそう。

・ラストハルマゲドン(ブレイングレイ)モンスター図鑑が見れます。
一部モンスターは進化条件なども掲載されているため、もしかしたら実際のゲームをプレイする際の、攻略の役に立つ…のかもしれません。
なぜかDSのインフォメーションにこちらの収録内容についての解説がないため、DSの製作後期に急遽収録されたのかもしれませんね。

・メガロポリスSOSMSXで発売された固定画面シューティングの再録。
上空のUFOから発射される小型UFOなどを、インベーダーゲームのように画面下で左右にしか動けない自機から発する二種類の弾で撃ち落としていくという内容。
結構難しいです。

・MSXマガジンのコーナー
MSXマガジンで紹介しているプログラムが、BASICコーナーに収録されており、そのリストですね。
最後に自然画モードで写真が見られます。

・MSXFANのコーナー
ワイルドレンジ・リフレクションと言うゲームが収録されています。
ゲームタイトルにゲームの解説があるので親切。
自機の左右に板を出して、そこに跳ね返るように移動し、画面内の数字を集めるとクリアです。
うっかり画面を囲む壁に当たってしまうとゲームオーバー。

・BGV -BACK GROUND VIDEOART-
太鼓を背後に構えた少女の周辺に、鳥が飛んだりランダー君が現れたりするシンプルなBGV。
動きが少ないのでブラウン管が画面焼けしそうw

・ゴルベリアス予告編

ちょっとコミックチックな予告編。このDSが発売されたころにはまだ開発中だった模様。
ビジュアルが多く、楽しめる予告編です。
リーナ姫や妖精さんも出てくるぞ!

・ARTGALLERY
32×64ドットで女の子を描く企画の中間発表。
2件の応募しかまだ来ていません。ちょっと寂しいですね。

・ADVENTUREWORLDテキストアドベンチャーゲーム。
お話の冒頭は王道だけど、お話はどんどんおかしな方向に…?
キーボードの1と2で選択する、二択の選択肢のゲームです。

・MSX2+自然画サンプル(パナソフトセンター)自然画が一枚見れるだけのコーナー。まぁサンプルですからね…
しかしこんなきれいな写真が、MSX2では表示できたんですね。16色または256色しか表示できないPC98シリーズに対して大きなアドバンテージに思えますがどうだったんだろう。

・編集後記
大体がお便り・イラスト・プログラムの募集についての内容です。
今回は容量不足でお便りコーナーが入らなかったというお詫びも入っています。まぁ720KBのFD2枚じゃ容量不足にもなるわなあ…

・アニメーションエディター

ベーシックコーナーに収録。
コンパイル特製のアニメーションエディター。
使ったことないので使い心地は分かりませんが、タブキーでいつでも説明が見れるので使い方に迷うことはなさそう。

・シナリオエディター
ベーシックコーナーに収録。
簡単なAVGを作るためのソフトかな?
詳しい説明がないのでちょっとわからないですが… アニメーションも入れられるようです。

・黄河ベーシックコーナーに収録。
麻雀牌を使ったコンピューターとの対戦ゲームで、指定された牌を持っていたらそれを捨てることが出来、すべての牌を手持ちからなくせばクリアとなる…という内容です。

・グラフィックエディター
ベーシックコーナーに収録。
アートギャラリー用のグラフィックエディタ―です。
最大64×64の絵が描けます。一応マウスにも対応。

・魔導師ラルバ
ベーシックコーナーに収録。
のちにパッケージ化もされたアドベンチャーゲームの一作目。
こちらはのちに単体でレビューします。
本を読んでいるような画面デザインが気持ちいい。
ちなみにこの魔導師ラルバには、簡単なBASICの命令しか使われておらず、これを参考にして作ったゲームを投稿してね、とマニュアルに書かれていたりします。
その投稿プログラムのあて先が「ラルバ・ルンバ・ラルバ係」までだったんですよねw

・RCCR(ゲームアーツ)ベーシックコーナーに収録。
説明には「ラジコンカーレース」とあります。
操作感が独特でかなり難しい! 慣れれば高得点取れるかな?

・バケツシューティング
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの掲載作品で、ジャンルは「バケツシューティング」となっています。
流れてくる火の玉を、画面上部のバケツをひっくり返して消すという内容みたいですが、結構難しくて水が火の玉に全然当たらん…

・80日間画面一周
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
気球に火を入れると上に上昇し、火を消すと下降していくので、上手いこと鳥を避けながら画面右までたどり着くゲーム…のようです。
結構いい調子でふわふわ飛んでいたのですが、画面右まで行っても画面がスクロールしたりしないため、急に現れた鳥にぶつかってしまいました。ぐぬぬ悔しい。

・キョンシージャンプベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
左上から現れるキョンシーを、右下のゴールまで導くのが目的のゲームですが、時折壊れてしまう足場があるので注意。
壊れてしまう足場を3回踏むとゲームオーバーのようです。覚えゲーですね。

・オペロンロンロン
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
これは何をしていいのかわかりませんでした…矢印が移動させられるのですが、キーを押してもエラー音みたいなのが鳴るだけで何も起こらず。
誰かルール知っていたら教えてください。

・スペースアドベンチャー
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
これもどうしたらいいのかわかりませんでした。左上のエネルギーが切れるとゲームオーバーらしいのですが、その時間制限の中で「P」を取ればいいんでしょうか。
ゲームオーバー画面がモンスター?に嗤われているようで地味にイラッときますw

・ウォールの悲劇
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
強制スクロールしていく迷路を抜けていくアクション。
壁に引っかかって進めなくなってしまったりすると、画面外に押し出されてゲームオーバー。
地味ですが結構面白いです。

・BOMBバトル
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
二人対戦のゲームなのかな?
ユーザーの目に見えない爆弾を画面に置き、その爆風に相手を巻き込んだら勝利のようです。
これ二人で対戦したらすごく燃えそうです。一人なのでまともに遊べないのが残念。

・MSX真昼の決闘ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
これも対戦ゲームなのかな? ガンマンの決闘を模したゲームのようです。
相手を撃ったら勝利のシンプルなルール。

・タコイカつなひき
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
ごめんなさいルールがわからずに遊べなかったです。どうしたら綱引きできるんだ?
キーを押したらちょっと左右に動いたんですが、ゲームになるほど動くわけでもなく、何をどうしたらいいのかわかりませんでした。

・音感テストゲーム
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
すみませんこちらも遊び方がわからず。やはりマニュアルがないとどうにもならないゲームってありますね…

・ウーくんのスロットマシン
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
スロットゲームが遊べます。
とはいえ本場のスロットを遊んだことがないのでルールはいまいちわかりませんが、掛け金とかあるのかな…やっぱりそのあたりの設定がわからないです。

・ウーくんのちょっと便利電卓
ベーシックコーナーに収録。
Mマガからの投稿作品。
一見普通の電卓ですが、「時」「分」などがあるのが気になる…何に使うんだろう。
チョットベンリ…?


収録ソフトの紹介は以上ですー。
創刊号とは思えぬボリュームですね!
なお創刊準備号はディスク1枚だったそうなんですが、どの程度のボリュームだったんだろう(手に入れられてない)

以下はパッケージとマニュアルです。

このころはのちのDSと違い、かなり大判であり、通常のフルプライスゲームと同じサイズのパッケージでした。
このサイズのパッケージはのちの7号まで続きます(8号からは小さなサイズのケースになります)

パッケージでも魔導師ラルバを大きく取り扱っていて、目玉ゲームだったのがわかりますね。
なお、このへるぷしている女の子を助けると…?
魔導師ラルバを遊んだ方ならわかりますよね。

ディスクラベルも魔導師ラルバです。
しかしやっぱり一作目はラルバの仮面のデザインが違うんだなあ。

マニュアルは非常に簡素で、なんと8ページしかありません。
しかも過去作やコンパイルクラブの宣伝に2ページ半も割いているという。
ちょっとツッコミどころとして、DS創刊準備号の通販案内があるんですが、DS創刊準備号の値段がここには書かれておりませんw いいのかw

というわけでDiscStation創刊号の紹介でした。
他の号も手に入れているので順次紹介していきたいと思います。

駿河屋

*記事内の画像はすべてMSX版「ディスクステーション創刊号」より。体験版などの版権も各メーカーに準じます。

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