【Win】EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~【BlackCyc】*R18G

人と強い関わりを持たずにひっそりと生きてきた蟲使いという存在。
蟲使い同士の争いに巻き込まれた少女・夢美は、煉梧という蟲使いに苗床として利用され、凌辱され、多数の蟲を産まされる。
そして産まされた蟲の中の一匹、伝説の魔蟲と呼ばれる存在と共に、夢美は生きることを選択し、煉梧を殺めると、その隠れ家から逃げ出した。
そして、5年の月日が流れ…
AnzUというカフェでアルバイトをしながら、我が子同然の蟲と共にひそやかに、静かに生きていた夢美。
ところが蟲使い達は夢美を放っておいてはくれず、否応なく争いへと巻き込んでいく…

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~こちらが子供同然の存在の蟲を抱いた夢美と、その恋人の優斗。
蟲使いを許せないながらも蟲を我が子のように想う夢美、そして優斗との甘い関係、そしてキャラクターの心理描写が丁寧に書かれた、細やかな描写が魅力のノベルAVGとなっています。

一方で、凌辱シーンはすさまじく、収録されたCGのほとんどが激しい凌辱、それも苦痛に満ちた触手姦という有様。
メッセージウィンドウを覆いつくす「ぶげええええええええええええええええええええええええええええええ」という悲鳴は、この手のゲームが好きな方々の掲示板で有名になりました。
特殊なものでは、乳房に挿入されて犯すシーンや、ふたなり化する蟲、汚物を使ったものまであります。
このゲームを手に取った時点で、触手姦が嫌いな方はいないとは思いますが、スカトロ描写が苦手な方は要注意ですよ。

ただし上記した通り、キャラクターの心情などの描写が細やかかつ、15年と言う長い月日でのキャラクターの変化も追っているという壮大なストーリーを背負ったものであるという点で、通常の凌辱ゲームとは一線を画すものとなっています。

このAVGは、チャート探索式AVGという変わった形式のAVGです。
ルートによっては夢美が死亡したり、拘束されて凌辱され続けどうにもならなくなるエンドになったり、優斗が死亡して夢美が正気をなくしてしまうエンドになったりと、選択によってはシャド〇ゲイト並みのバッドエンドっぷりです。
ではそれがどういうシステムのAVGなのかを説明しますと…

まず、AVGのチャートや分岐が目に見えてわかるようになった画面、になっているというのが特徴的です。
例えばこれは夢美がAnzUのアルバイト募集ポスターをどこに貼るか悩むと言う場面です。
店の外に貼った方がたくさんの人に見てもらえるけれど、店の中に貼れば普段から店を利用している人が募集に気付いてくれるかも…と言う分岐になっています。

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~ここで分岐です。
軽くネタバレになりますが、ここで店の中に張り紙を貼ると、誰もアルバイトに応募してくれない状況で話が進んでいきます。
一方、店の外に張り紙を貼ると、アルバイトに一人の少女が応募してきて、話がそちらのルートに移行することにもなり、大きな変化を迎えます。

また、一見、選択してもしなくても話が同じように進む分岐もありますが、例えば「依頼人に会う」の分岐の前に「蟲に餌を食わせる」を選択していると、依頼人に会った後の展開が変わってくるなどの変化もありますので、コンプリートを目指す際には注意が必要です。
ただし、チャートとして目で見てわかるシステムですから、選択していない分岐は一目でわかるため、埋めていくのはさほど難しくないのですが…

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~先に選んでおいた分岐によって、その後選べない分岐が出てきたりもします。ここでは「肌寒い空気」しか選べない状態になっています。
この分岐はかなり複雑なため、一度のプレイではすべての分岐を埋めることは不可能です。何度かプレイする必要があります。
場合によっては序盤で煉梧が死亡する分岐も存在します。夢美にはその方が良かったかもね…

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~杏子さんと夢美。穏やかな時間です。
…が、この制服は何だろう。コンセプトカフェにしても特殊過ぎるw
可愛い制服だとは思いますが、これで普通のカフェらしいのです…普通とはいったい。

立ち絵や表情パターンも豊富で、会話シーンは目で見ていても楽しいです。
ちなみに女性はフルボイス。男性はボイス一切なしです。
この時代には男性はボイスなしは珍しくなかったのですが、煉梧が喋ったら相当面白いキャラだっただろうなあと思うのでちょっと残念w

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~そして物語開始から15年後の夢美がこちら。
ちょっと老け…ゲフンゲフン。いや、最初の時点で18歳以上(ソフ倫ちゃん調べ)の筈なので、この時点で推定年齢ゲフンゲフン
そして一緒にいる少女は実は…
なお、子供同然の蟲に関しては、この時点でそのままの姿か、とある形で変化を遂げているかのどちらかです。
そのどちらかなのかにもより、エンディングは大きく分岐しますが…

とにかく、15年の月日の決着をどうつけるのかは、貴方の分岐の選択次第です。
もちろん選択次第では、トゥルーエンドを迎えることはできず、バッドエンドへと向かうことになります。

先述した通り、凌辱シーンは凄惨の一言に尽きます。
苦痛シチュエーションが多く、また基本的に汁だくなので、綺麗なHシーンというのは基本的にないと考えていただけたらw
基本的に触手プレイなのですが、それ以外にも吐瀉物や便などの汚物を含んだプレイまであります。
蟲の出す媚薬で快楽堕ちするシーンも多いのですが、基本的には苦痛にまみれた交尾、というようなシーンが多いです。
彩度低めのCGが多いこともあり、あまり画面が綺麗だとはいえません。そこに体液や汚物が混じればなおさらです。まさにエログロの真骨頂です。

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~そしてボイスもすさまじい。声優さんの熱演が光りすぎています。
嘔吐するボイスなんて貰いゲロしそうなほどリアルですし、このように声優さんの肺活量の限界に挑戦させるようなセリフ(?)もあります。
Welcome To AnzU!のほうにもかなりすごいセリフがありましたが、本家であるこちらはその比ではありません。
グロい、と言っていいほどのCGと合わせて、かなりのインパクトがあります。
また、バックグラウンドボイスもあり、セリフ以外にも喘ぎ声などが入っており臨場感は抜群なものになっています。
どうしても受け付けなかったらボイスを切ることも可能ですが…(キャラごとのON/OFF機能もあります)

EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~この少女と、そして蟲の行く末を決めるのは、プレイヤーであるあなたです。
蟲と共に15年を生きるのか、途中で無念の死を迎えるのか、蟲を見捨てて自責の念と共に舞台から降りることになるのか…
全てあなた次第です。

◆ルートごとの感想
物語の途中となる「蟲使い編」「夢美編」などもありますが、とりあえずそのルートでトゥルーらしいエンディングを迎えられるルートの感想をいくつか。

物語スタートから5年後の時点から分岐する、ふたなり百合とバッドエンド多めのルート。いくら仕事と復讐を兼ねていたとはいえ、憎んでいる相手と身体を重ねられるのかなーというのは疑問でしたが…。
こちらでのトゥルーエンドは、何もかも失ったアゲハを、人外となった夢美が犯して家族になるというエンディングになるのですが、もう人ではない存在としての幸せ、を描いています。いつか蟲使いに駆逐されてしまうのかもしれませんが、これも幸せの一つの形なのかもしれません。
一方でバッドエンドは、アゲハが自分を裏切っていたことを知らず、最期までアゲハを信じながら、アゲハの死を知らされて自分も殺されてしまう…というような展開になっています。こちらでは、アゲハも蟲クンも失い、何もかも失ったのは夢美…というエンディングで、トゥルーエンドと対になっているように感じました。
物語スタートから5年後の時点から分岐する、蟲クンが夢美の腕になっている場合に辿り着くルート。壮絶な凌辱でのエンドと、一方で美しいエンディングを迎えることになるルートです。
夢美の性格が一転するルートでもあります。怯えて何も出来なくなるか、強気になって今まで自分を利用した者へ対し復讐を企てるか…
しかし蟲クン万能説だな…すごいな…死んだ夢美を生き返らせるとは。脳まで潰されたものを復元された夢美は、果たしてこれまでの夢美と同じ夢美なのでしょうか? 自我とは? 生命とは?
こちらではユーリアと共に屋敷を脱出するエンドが一番好きです。爽やか…
凌辱エンドでは杏子さんが犯されたり、夢美が蟲を産んだりしますが… 杏子さん凌辱のルートだと、心臓突かれても復元しないんだよなあ。違いはどこにあったんだろう?
スタートから15年、いよいよ物語は幕を下ろします。ここでも、夢美が蟲クンと同化しているかしていないかで大きく分離します。しかし壮大な物語であることよ…
煉梧の復活により、バッドエンドのパターンが多く、夢美と綾佳が凌辱されるルートや、15年の決着がチベット優斗の死と共に夢美が穢されるエンディングなどがあります。このバッドエンドはさすがの私も心が痛んだ…(嘘を吐け)
一方で「この十五年に決着を」トゥルーエンドはどちらも15年の重みを感じる美しいエンディングでした。
「蟲姫の鎮魂歌」は、まぁこういう決着を選んだのも、夢美なら許されるのだろうと思いました。蟲使いに人生を狂わされた夢美だからこそ。しかし一方で、そのために自分の人間を捨てた夢美に哀れみも覚えますね…

凌辱シーンが多く、またそれも特殊プレイが多いことから、先ほどから何度も言っている通り人には勧めづらい作品なのですが、15年と言う月日の先に貴方なりのトゥルーエンドを見出して欲しい。
夢美の15年は決して幸せだけではなかったかもしれないけれど、ぜひ彼女を幸せに導いてほしいです。

◆スタッフリスト(敬称略/一部略)
企画・ディレクション:和泉 万夜/上田メタヲ
キャラクターデザイン・原画:上田メタヲ
シナリオ:和泉 万夜
プログラム:Naynit Kcalb Studio
スクリプト:和泉 万夜/秋風 落葉/清白 みやび
彩色:黒木 夕咲/チリィ/Akiha/上田メタヲ
背景:水田 典男
システムグラフィック:上田メタヲ
主題歌『Cocytus』作詞・作曲:あるるかん
歌:井月 稀世枷
音楽:JOHN-NAHM(drops-tone)

収録スタジオ:Recording Studio TOP TEAM
オープニングムービー制作:パリオ(Studio-Prism)
テスティング:清白 みやび/秋風 落葉/中むー/石松 隆徳
パッケージデザイン:kubu
広報:ろ~り~
オフィシャルウェブサイト作成:ながたま
応援してくださった皆様:多数

製作・著作:有限会社ビーアイコミュニケーションズ
(C)2006-2010 Black Cyc All Rights Reserved.

◆声の出演(敬称略)
櫻井 夢美:伊藤 瞳子
九条 アゲハ:金田 まひる
ユーリア:深井 晴花
サユリ:千羽 輪子
神楽坂 杏子:春日 アン
神武 美弥香:咲 ゆたか
佐々原 唯:風音
綾佳:汐風 よる
伏島 遥:春日 アン

DLsite

駿河屋

*記事内の画像はすべてBlackCyc「EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~」より

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