時代は1945年。
怪我を負った軍人を前線に復帰させるため、他者の臓器を移植させるという、通称「R号計画」なる研究。
そんな研究の果てに生まれてしまった、零号被検体、通称零(れい)。
唯一の成功作品である彼女は、生きながらにして豚の臓器を移植されてしまっていた。
これは、その少女が、命を落とすまでの数か月間の記録である。
せめて、タイトル画面にもパッケージにもあるんだし、手術跡くらいはゲーム画面に反映してほしかったですね…
ちなみにこれは開始1秒で見れるエロシーンです。インスタントラーメンより早くおかずが出てきた。はっちゃけあやよさんよりもインスタントだ。
作中に二度、手術のシーンがあるのですが、どっちも画面は単色でリョナリョナしいシーンが描かれたりはしません。
このゲームのCG枚数は多いですが、大体がエロシーンです。
でもリョナシーンはないです。どうして。
いやかなりエグいシーンはあったんですが…モザイクで何が何だかわからなかったしな… しかしあれはエグかった。エグいシーンは良きものとされているので良き。
シチュは、フェラ、レイプ、輪姦、女性二人によって男性器とアナルを舐めさせる、異物挿入からの疑似出産、電気攻めなど…
時折モノローグを挟む以外はほぼえっちシーンです。えっちシーンが本体です。マジでヌキゲーですね。
そしてこのモノローグも詩的でいい雰囲気なんだよね。
零が苦しんでいるのはもちろんなのですが、華音さんの願いと苦悩がすごく好きです。手を取ってほしい、と、何度も何度も願う華音さん… 零とは違った苦しみ…。
かなり激しい凌辱を含んだゲームではあるのですが、メインシナリオは切なめな方向で進んでいきます。
そして、余命わずかとなった彼女たちの行く末は…？
◆登場人物
・零(れい)
やや引っ込み思案のおとなしい、他国の少女。
零号被検体ということで、「れい」と呼ばれている。
豚の臓腑を体内に移植するというおぞましい実験の果てに生き残った、唯一の被検体であり、尾崎の作品。
美しい少女であるが、何度も何度も穢されて、ついには…？
・華音(かおん)
サナトリウムで尾崎の助手を務めている看護師。
尾崎のことを想っているが、どうあっても尾崎が自分の手を取ってくれないこと、触れてくれないことに心を痛めている。
尾崎に触れてもらうことのできる「尾崎の作品である零」に憎しみと殺意を抱き、そして尾崎に狂気的なお願いをするのであった。どうしてこのシーン画像ないんだよ…(切実
まぁそれでも触れてもらえないんですけどね。不憫で悲しいです。
・尾崎
R号計画を進め、零に豚の内臓を移植した張本人。
華音に想われているが、研究にしか興味がない。マジで興味ない。
目の前で無理やりな情交が行われていようが何だろうがマジで興味ない。
インポではないらしい。
何だこのひどい紹介文はって思ったけどマジでこうなので仕方ない。
CG28枚、差分は多めだけど、ちょっと使い方がうまくなくて「いやそこは表情変えるところやろ！」っていうところで変えられてなかったりしてもったいない。
立ち絵は4パターン(3キャラ+零の着替え差分)ですが、こちらは、ウィンドウサイズの小さめなゲームということで、はっきり表情が見えない…という場合が頻繁に発生していて、こちらももったいなかったです。
まぁ、発売時期を考えたら、ウインドウが多少小さいのは仕方がないのですが、それにしても惜しい。
ただちょっとCGに無理があるところがあって…
上の画像、キスシーンなんですよ…。いやそれは無理あるやろ。
ほかにも挿入していないシーンなのに、お尻つかんで腰を当ててるんですよね。いやそれは挿入されてるやろ…してなかったらなんなんや…っていう…
あとたまに作画が崩れますね。足首～つま先までが変だったり。細かいところを気にしなければいいんだけど… …上のキスシーンは…あのその。
音声は「フルボイス」とサイトに記載されているんですが、同時に「一部フルボイス」とも書かれているんですよね。一部フルボイスってそれフルボイスじゃなくない！？
ですが、このゲーム、キャラクターのモノローグが「一部フルボイス」になっているんですよね。凌辱シーンは読み上げはないんですが、キャラクターが一人で思案している様子などは、ボイス付きで描かれています。
それとバックグラウンドボイスがあるのもいいですね。
切羽詰まった声や、フェラ声、快楽に堕ちた声など、かなりのパターンのバックグラウンドボイスが搭載されています。これは嬉しい。
っていうかこんなにボイスを入れてよくロープライス実現したな！？
このゲームは完全にノベルゲームであり、選択肢などはありません。
というゲームはフリーゲームではよく見かけるけど、商業ではあまり見なかったのでちょっと新鮮。
分岐あるとフラグやイベントの管理が面倒くさいしね…そのあたりをオミットしたのがロープライスの秘密なのかしら。
そして戦争の終結と同時に彼女たちのサナトリウムの暮らしは終わりとなります。
サナトリウムにあった資料は破棄してきたけれど、零はひそかに、蓄音機に声を録音しており… …と、ここで物語が終わります。
まぁハナっから「あっこれ絶対後味悪いやつ！」って思ったので予想通りでしたよわはは。
ただ私はご存じの通りの趣味なのでかなりおいしかったですが。
いやでも…リョナ… リョナほしかったよリョナ…
女の子が苦しんでるのは好きですけど！！ でも！！！
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駿河屋*画像はすべて黒雛「サナトリウムの雌豚」より
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