【Win】監禁王子と七人の奴隷姫【甘黒堂】*R18G


退屈していた富豪の息子・王子(名前です)。
望めば何もかもが手に入る現状に、彼は逆に憂いていた。
彼は自分に忠実な部下を使い、何人もの少女を捕まえて刺激的な日々を過ごすことを決める。


この作品は、レビュー者にスクリーンショットを使うことが許可されておらず、サークルさんが用意したスクリーンショットがあり、それらを使うように指示があります。なのでそれに準じたスクショになっていますので、若干、ゲーム解説と表示されるスクショにズレがあるかもしれませんがご容赦ください。
サークルさんにご迷惑をかけるのは本意ではありませんからね。

さてこちらのゲームですが、お話がいくつかの短い章に分かれています。短い章でそれぞれ女の子たちとの出会いや、捕まえるシーンを描いており、クリッカブル探索などで女の子たちの行動も描いたその後、最終章で本編として監禁後の女の子との交流(?)を描きます。という作り。
一度たどり着いた後は、最終章には即アクセスできる親切設計です。

監禁しておいて即レイプなどということもせず、性行為は好感度を上げて仲良くなってから。
…意外と紳士?
いやそんなことない、王子様は女の子にひどいことを平気でするような男です。なぜえっちに関してだけこんなにじっくり好感度を上げてからってするのかわかんないくらいには普段がひどい。なんでですかね、ケーキにおけるイチゴは最後に食べるっていう、オイシイものは取っておくタイプなんでしょうか?

SLGのシステムとしては、女の子たちを呼び出して会話をしたり食事を与えたり暴力をふるったりして、好感度や体力を管理するという、テキスト主体のシステム。
操作上は難しいものは何もありません。
体力管理なども極端にシビアだったりもしませんので、すぐに慣れると思います。

基本的には会話で女の子との好感度を上げていき、最大まで上がったところでえっちができます。
えっちをすることが即エンディングに関わったりするため、慎重に行いましょう。…えっちを慎重に、っていうエロゲもアレですがw いやでもエンディング条件は結構複雑だけど、最初のころはあまり気にせず、どういうゲームかわかるまではある程度適当にヤっちゃっても大丈夫ですが。
そして、エンディングに関わるのは女の子の生死もそうです。女の子は日々体力が減少しますので、定期的に食事を与えないと死んでしまいます。

なお王子の屋敷内には蟲部屋というものがあり、ここに女の子を閉じ込めて、体力を奪うこともできます。初回は結構凝ったテキストが表示されるので読んでおいて損はない。かわいそうだけど。ヒヒヒ。
ただし一部の女の子は「虫とか平気!」だったり、それどころか虫を素手でころころしまくって蟲部屋を使えなくさせたりすることもありますので要注意です。なにすんねん。
これらの女の子は、蟲部屋で体力を奪えないため、絶命させるには殴って弱らせるしかないです。ひでえなー。
ちなみに暴力行為はターン制のバトルになっており、勝利することで大きく体力を減少させられます。王子の体力も減るけど。王子の体力は寝れば回復するので、暴力は計画的に。

そんな感じで、クリッカブル探索やターン戦闘などについては、やや実験的な盛り込みである印象はありますけれども、こういった独特の遊び心地は同人ゲームならではという感じもありますね。
とはいえ、最終章以外は一本道で進むので、これらの結果で分岐などがないのはちょっと残念かも(たとえば探索結果で地下から出られなくなり、女の子たちが無残なことになるゲームオーンバーがあってもよかったかもとか
あ、ちなみにこのゲーム、ティラノスクリプトで作っているそうですよ。ティラノはいろいろできますが、このゲームの発表時期を考えると、まだティラノの機能の少ない時代にこれだけの盛り込みはすごい。

エンディングについてですが、さすがバッドエンド率の高さを謳っているだけはあります。
とにかく救いがない。
全員生存させるようなルートも少ないし、だいたいは特定キャラクターが死亡していることが分岐条件の一部になっています。
一部キャラクターについては死亡させるのがやや大変だったりもするので、少し計画的に動く必要がありますね。
ただ少し残念だったのは、一部のキャラクターが優遇されていて、不遇なキャラクターが生まれてしまっていることですね。
エンディング条件についてはやや難しいものもありますが、ゲーム内で条件のヒントも見られますので、なんとか達成してほしいところです。
すべてのエンディングを見ることで、キャラクターのバックグラウンドがわかるシナリオが解放されますので…

やや猟奇的なシチュエーションとしては不足ではあるため(実はめっちゃあるけれど、返り血のある少女の立ち絵とテキストのみ、と、ちょっと表現としてはあっさりしているなど)、そういったものを求める人にはやや肩透かしではあったかな。
ただしあまりにも救いがなさすぎる展開ばかりではありますから、好きな方にはたまらない作品であると思います。
私はかなり好きですね…このかわいい絵でこんな…

ただ、女の子との会話を繰り返して好感度を上げていくタイプのSLGなのにもかかわらず、会話パターンがやや少なめで、同じテキストが繰り返し表示されてしまうのは残念なところです。
こういう好感度を上げるシステムなのですから、好感度によって、表示されるせりふが変更されたらうれしかったなと思います。

さて、現在の作者さんは、丸っこい印象ながらもこのころよりは頭身の上がった画風に変化していますが、独特のボカしで表情を魅せているところは順当進化しているという印象。
今でもやりこみゲームを作っているようで、様々なゲームジャンルのものを結構高頻度で発表しているようです。
いくつか、グロテスクな作品も出しているようなので、そちらもいずれプレイしてみるつもりでいます。

と、現在では絵がかなり変わったようですが、ただいま開発中の新作は、この監禁王子のころに似たやや頭身低めの絵のものになっているので、こちらも楽しみにしています。

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