毎日を鬱鬱と生きながらも狂うこともできず、死ぬ勇気も持てないユイ。
そこに絡んでくるミチルというクラスメイト。
彼は言う、ユイがうるさい、と、ユイを殺してあげたい、と…
そしてミチルは、ユイの苦しみの証明のために、ユイにカッターを渡す。
DLサイトのPRにあるように、「イカレポンチ」なミチルが、「苦しんでいる」ユイをそそのかしてリスカをさせるというお話。
プレイ時間は5分程度の短いものですがスチルはしっかりあります。
それにしてもこれをきっかけにユイがずぶずぶとメンヘラの世界、そしてミチルの世界へと踏み込んでいくのかと思うとドキドキしますねえ。
それにしてもグラシアスさんは本当にキャラクターの心情を描くのがうまいですね。
苦しみつつも狂いきれない、ファッションメンヘラの心情、それをうるさいと言い切るミチルという存在、それらのキモチがリアルでとても突き刺さります。
ポップでキュートな画面デザインや音楽のセレクトなどもハイセンスで、とてもかわいい雰囲気に仕上がっています。
一方でキャラクターの発言は、リアルで、そしてビター。
すこし不思議な独特な世界観がとても気持ちいいです。
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