【SWITCH】史上最強宮本ジュリア【G-MODE】

【史上最強宮本ジュリア】

【史上最強宮本ジュリア】
発売/開発：G-MODE
ジャンル：ARPG
対応ハード：ガラケー/ニンテンドーSWITCH
収録パッケージ：なし(DL販売
発売日：2008年11月25日/2020年6月25日
定価：315円/500円
レーティング：全年齢

銀河大戦から50年。バブルは崩壊し、世は大不況。
主人公・宮本ジュリアは、超就職難の格差社会を必死に生き抜く派遣社員だったが、給料につられて受けた「清掃のお仕事」が実は命を懸けて「お掃除」をする戦闘の任務で…！？
ところが稀有な戦闘の才能を開花させたジュリアは、その職場「銀河危機管理機構」で、宇宙をまたにかけ、恋に仕事に大忙しな日々を送ることになる！

このゲームは

システム

見下ろし型のアクションシューティングRPG。
一度クリアしたステージは再挑戦可能です。
連続で敵をぶっ飛ばすのがとても気持ちいいアクションとなっています。
攻撃は溜め攻撃(チャージ)が可能なのですが、溜めると当然どんどん攻撃がハデになっていき、敵をまとめてぶっ飛ばせるようになるのが楽しいですね。
溜め攻撃なのですが、これは過去に同じくG-MODEから発売された「雪合戦。」というゲームの進化版という感じですね。あれも面白かったんだよな。

キャラの育成と装備

ジュリアは任務達成で経験値が入っては成長し、どんどんステータスがインフレしていきます。デフレ時代(当時)に頑張ってるね。経験値たっぷりで頻繁にレベルアップはするし、ステータスの伸びっぷりもすごい気持ちいいです(でもちゃんと敵の強さもインフレしまくるのでバランスはとれています
さらに、ドロップアイテムを拾うことで装備を入手できるので、好みの装備に付け替え可能です。
装備には、溜め攻撃の種類のほか、HPや防御力の増減、移動速度が変化する要素があります。ある程度は好みで選択していいのですが、ステージの内容によっては付け替えないと大きく不利になるようなものもあります(ボス戦は速さを重視したほうがいい場合があるなど)。
もしもどうしても進めないステージがある場合は、装備を見直してみましょう。

シナリオ

ジュリアの元カレの登場や、新たな恋、アナちゃんの「彼は寝顔が可愛い」という発言、何股もかけつつもみんなとラブラブの登場人物など、大人の恋を描くややアダルトさも感じるストーリーでありながら、コミカルさも忘れていないシナリオで、退屈さを感じさせません。
一方で、陰謀により滅ぼされた星と、そんな殺伐とした中を生き抜くジュリアの強さなども描くシリアスさもあります。
まぁでも基本的にはコミカル寄りかな…派遣の苦しさでうーうーしているジュリアとアナちゃん可愛い。楽しいシナリオではあります。

また、キャラクターの一人、ミラちゃんが「巨大アリに食べられた後にアリ化し、人体(人？)実験を受け続ける」というなかなかにかわいそうな運命をたどり、精神的にも肉体的にも、なかなかにリョナラー受けをする感じに仕上がっています。リョナラーは全員プレイしろこのゲームを。いや彼女あんまり悩んでないけど…ほわほわキャラなので。

キャラクター

主人公である、溌剌とした女性・ジュリアをはじめ、恋も仕事もライバルのようで親友ポジのアナちゃん、可愛そうポジだけどあんまり悩んでなさそうなぽんやり系女子・田中ミラ田中(変な名前だ)、頼れる職場の上司・山田さんなど、魅力的なキャラクターが多いです。
容量と相談しながら作っていた当時のゲームらしく、テキスト量はそこまで多くはありませんが、少ないテキストの中でキャラクターの魅力を引き出しています。
あとややリアル調の表情の、淡いグリーンの髪色のをした「リンダ」という女性傭兵が登場するのですが、彼女の恋人が「ケン」だったりします。…リン○キューブのパロだこれｗ
そんな感じでチョイ役にも印象深いキャラが多いです。アリはおいしいね。

音楽・効果音

びっくりするほど好みの曲ぞろい。
ステージ選択(星を選ぶ画面)の曲が特に好きです。うちゅう！
効果音もいい意味で耳に残らない(自然にゲームになじむ)音でいい感じです。

グラフィック

キャラの顔グラがどれもいい感じで好き。
この顔グラについては、イメージ画像をアーカイブズの公式サイトで初めて大きなイラストで見て感動しました。キレイだよぅ…アナちゃんちょっとムカつく表情だったのね、だいすき。
ただマップチップやキャラチップについては、キャラクタードットの使いまわしがあり、敵傭兵がミラと同じドットなので困惑したことがあります。ミラちゃんと同じだと思うと倒しづらい…　と言うとでも思ったか。ミラちゃんどんどんいじめたいですね(リョナラー

総評

どんどんレベルも上がり、ダメージ量も増加、サクサク進められる爽快アクションです。
もう一度に敵をぶっとばす快感、マジでセーラー服と機関銃レベルに「かいっ…かん…！」ってなります。おれはなにをいっているんだ？
とにかくいろんな人に勧めたくなるアクションで、当時もめちゃめちゃやりこんだんですが、今回また購入してやりこんでます。そこまでみっちり長時間プレイするというよりも合間合間にちょこっと遊ぶのを日々続けるくらいがちょうどいいんですよね。なんか日々のイヤなことがスカっとする楽しさというか。
だけどそれにしても、わらわらと集まるアリをまとめてぶっ飛ばすゲームって結構地球防衛軍めいてる気がしなくもないな。こちらの世界観でもアリが地下に巣をつくってるしな。当時すでに防衛軍あるしな。まあリ○ダキ○ーブのオマージュネタがあるくらいだから地球防衛軍のオマージュを含んでいてもいいんですけども。