【MSX2】D.P.S -Dream Program System-【アリスソフト】*18禁

D.P.S -Dream Program System-というその機械は、好みのソフトカートリッジを差し込み、付属のヘッドセットを身に着けて眠ると、カートリッジに設定された通りの夢を見ることが出来る…という未来の機械。
今ではVRなんてありますけど、夢として実感を伴ってみられるので、もっとリアルだろうなぁ。
本体は24500円と庶民でも手の届く価格、ソフトカートリッジもそれぞれ1280円などと安価ですし、夢の中でとった行動によりその後の展開も変わる…という、まさに夢のような機械です。
学習用途などにも使われていますが、子供がこの機械を使って眠ってばかりいる…など、社会問題にもなっています…


プリンセスファンタジー

突如城が魔物に襲われ、騎士・シルフは、リーナ姫を連れ、地下の洞窟に逃げ込みます。
なんとか地下から脱出し、城に戻ろうと探索しますが、リーナ姫が「歩き疲れた」と我侭を言い始め…

前述したとおり、なぜか他機種とは名前が違い、騎士カスタムから騎士シルフに変更になっています。
もしかしたら、MSX2版は他機種よりも遅い発売(そのためバージョン表記がやや上がってVer.1.25になっている)になったため、ランスⅡの開発が始まり、ランスⅡの舞台「カスタムの街」と被るために変更になったのかもしれません。憶測ですが。

このシナリオでは、騎士シルフの性格を、姫を想う誠実な騎士か、鬼畜な騎士か、を選ぶことが出来ます。
鬼畜モードではバッドエンドしかないかもしれないです。ネットで見たレビュー記事でも「鬼畜な騎士の場合のグッドエンドを見たことがない」と言うのがあったので…
まあ鬼畜な男とお姫様じゃバッドエンドしか迎えられないのかもしれませんねw なんせ初期のころのランス君よりも、めちゃめちゃ鬼畜になるんですから。

洞窟は適当にさまよってればそのうちストーリーが進むのか、ある程度道が設定されているのかは不明ですが、どちらの方向に進むのかを選択するシーンもありました。
ちなみにゲームの途中であるアイテムを拾っていないと、のちにどうあってもゲームオーバーになってしまいますので気を付けて。
優しい騎士の場合のHシーンがあまあまでとてもいい感じです。一番好きなシナリオですね。
ここだけの話ですが、初めてやったエロゲ、たぶんこのD.P.Sのプリンセスファンタジーなんですよ。懐かしいなあw

すべての選択肢のメッセージを見る、姫と会話をしたり、状況を確認していると、やがて移動できるようになる。
移動できるようになったら、右、右、まっすぐに進むと行き止まりになるので、「あたりを調べる」を選び、「グレート・ソード」を見つける。見つけたら「すぐに剣を抜く」を選ぶ。「剣を調べる」選択肢を選ぶと入手が出来ず、詰む。
グレート・ソードを見つけずに、姫が駄々をこね始めたら詰み。
そのうち姫が駄々をこね始めるので、会話したり移動を提案してみたりしていると、そのうち背後に怪物が現れる。手招きしたりして姫に何とか伝えようとしていると、怪物が姫をとらえる。
セリフが変わらなくなるまで、姫や怪物と会話を繰り返した後に、怪物を攻撃。
触手を切り落とす→姫と会話→触手を切り落とすで怪物を倒せる。
あとは流れに沿って行けば多分グッドエンド
鬼畜のほうは、Hシーンまでは難しくないのですが、そのあと、怪物に襲われてバッドエンドになります。
グッドエンドがあるのかどうかもわかりません(何度も挑戦したけれどたどり着けなかったという情報あり)

なんてったって芸能人

人気絶頂のアイドル大澤ひとみと、ひとみに憧れて自分もアイドルになりたいと思い、アイドル事務所に入った木下真理子。
仕事で失敗をして真理子が起こられているところに、偶然通りかかったひとみは、彼女を自分の楽屋へと誘って…
百合ん百合んな展開になる、エッチなAVG!

これ本当に絵がめちゃめちゃいいですよね!!
ならけんさんの絵なのかなー…
凄い好みなキャラのゲームですし、MSXでも改めて遊びたかったのですが…残念ながら合うエミュレーターがなくて遊べませんでした。
このゲーム、ディスク2へと入れ替えが必要になるのですが、MSXplayer+仮想FDDではディスク入れ替えをするとバグったような画面になってしまい動かず、NLMSXでは文字が表示されないバグ?があり、paraMSXではディスク入れ替えも出来文字が表示されるものの、頻繁にゲームが落ちるために遊ぶどころじゃなく…
うーん残念。
きちんとしたレビューが出来なくて申し訳ないです。


いけない内科検診

主人公は内科医です。近くの女子高に、検診に行くことになりました。
ところが主人公(男性/女性選択可)は女の子には見境のないケダモノだったのです!!

かなりクオリティの高い絵だなーと感じます。
男の先生と女の先生、それぞれでかなり展開が違ってくる(見れるCGも違う)ので、両方ガッツリ遊ぶことをお勧め。
ただ結構序盤が面倒(上の画面の女の子が服をちゃんと抜いてくれず、次のシーンへの移行に手間がかかる)で、かつそれを乗り越えた先ではゲームオーバーになりやすいなと感じました。まだコンプ出来てないよ。

女の子を診察などと言って騙してえっちなことをするようなシチュだったりするので、エロ度は高いかなと。
ちなみにここの女性医師は、のちにユーザークラブ会員限定で発売された「いけないかつみ先生」のかつみ先生のようです。
ただし今作では名前がなぜか「しるふ」になっていますが… …えええ…プリンセスファンタジーと同じじゃないかww


それにしても、プリンセスファンタジーは男性主人公2人、なんてったって芸能人は女主人公2人、いけない内科検診は男女それぞれの主人公、と、NLと百合が半々ですよねDPS…。当時のスタッフに百合好きがいたのかなあ。

このゲームは、いわゆるコマンド総当たり式AVGになっています。
何度も選択していくと、同じメッセージが出まくりますが、一定回数同じ選択肢を選んだり、別の選択肢でフラグを立てると、次に同じ選択肢を選んだ時のメッセージが変わり、それでシーンが進んでいく…という、システムなんですが、フラグの立つ条件がわからないので結構面倒なこのゲーム。
また、選択肢によってはバッドエンドになり、悪夢を見たような気分で目を覚ます…という感じでモヤっとします。
バッドエンドになっちゃうとまた最初からコマンド総当たりですw
古いゲームなので仕方ないけど若干面倒ですね…

あと、D.P.Sの起動までも面倒でして…
ソフトを選択→電源を入れる→寝る、の順番で選択していかないと、そもそもゲームの各シナリオが起動しないのです。
電源を入れずに眠ってしまうと、ただ眠っただけになりD.P.Sは起動しないし、またソフトの選びなおしが若干面倒だったりして…
オムニバス形式でいろんなシナリオが楽しめて面白いものの、ちょっとこのあたりは面倒でしたねー。

グラフィックも綺麗だし、面白いゲームではあります。
ただそういうところがちょっと惜しいかなと思ったというだけでして。

◆スタッフ(敬称略)
[DPSの制作にかかわった不幸な人々]
寝ていただけの監督:TADA(キャーキャー!)
もんもんとしたシナリオライター:TADA/とり/PD.
恥じらいの無くなったCGチーム98版:YUKIMIちゃん/ひでSAN/かおりちゃん/MIN-NARAKEN 88版:とり/ぷらむ/PD. MSX版:PD./ぷらむ/ぷりん(上司をも恐れぬ新人)
原画:YUKIMITちゃん/MIN-NARAKEN
ハードロックの特撮おたくの音楽チーム:五太郎(100太郎まであと95タイトル)
バグと戯れるプログラムチーム:NYAN
文句を言うデバックチーム:TADA/YUKIMIちゃん/とり/PD./ぷらむ/NYAN/ひでSAN/かおりちゃん/WAO/プリン
サンクス・・君たちの協力は、忘れない。:PC-9801VX41/PC-9801VM2/PC-9801M2/PC-9801UV11/PC-9801UX21/PC-9801UV2/PC-9801VF2/FM-TOWNS/MSX2/MSX2+/ALICE-NET

アリスソフトアーカイブズ*このゲームは、アリスソフト配布フリー対象ソフトであり、配布サイトより、無料でゲームをDLして遊ぶことができます。

*画像はすべてアリスソフト「D.P.S -Dream Program System-」より

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